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ヘッド体積をMAX460ccからやや小さくすることにより、設計の自由度を高くしたモデルが増えた。ドライバー全般で見ると重心距離のレンジが広がり、ヘッドがよく回転するものとしないもの、すなわち直進性の高いオートマチック系と、操作性の高いマニュアル系の二極化が進んだ。
また、年々関心の高まる「シャフト」に関してだが、昨年まで流行っていた46インチ台の“ちょい長”シャフトは影を潜め、45インチ台のシャフトが大半を占めた。長尺シャフトの火付け役であった藤田寛之プロも、「調子のいい時でないと46インチは使いこなせない」というぐらい、ツアープロでもミート率は下がるのだ。
その点に関しては、メーカー側もアマチュアテスターを使った実験テストでしっかりと把握しており、45インチ後半の長さに落ち着いたと思われる。飛距離に特化せず、打感、振り抜きやすさ、構えやすさといった、ゴルファーがスイングして爽快に感じる項目が向上されている。
最後に、ヘッドとシャフトを脱着して調整機能がついたモデルが年々増えていること。1つのモデルで多くのユーザーのニーズに応えるのにはもってこいなのか、ゴルファーにとっては自分好みに「チューニングする」という新たな楽しみが増えたのも事実。構えたときに感じるネックの野暮ったさはどうしても否めないが、今後に改善されていくのか、はたまた新たな調整機能がついたものが誕生するのか。ゴルファーにとって、ドライバーが気持ちよく飛んでくれることは誰もが願うこと。今後どういった画期的なドライバーがでてくるのか楽しみである。(編集部/宮田 卓磨)
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