「ピン史上でもっとも深・低重心」ピン G ハイブリッド

深・低重心で飛び要素満載の『ピン G ハイブリッド』を試打レポート

【ミーやん】今回は、Gシリーズのユーティリティを試打しますよー。こちらの新モデルは、フェース素材が高強度のカーペンター455スチールに変更されて、重心位置が5％深く、33％低くなったとか。ピン史上でもっとも深・低重心のユーティリティだそうです。

【ツルさん】ユーティリティにも、ヘッドの空気抵抗を減らすタービュレーターというクラウン形状が採用されました。ユーティリティでのヘッドスピードを考えると、ほとんど空力の効果はないと思います（笑）。でも、タービュレーターはヘッドを目標後方にセットするときのガイドラインになってくれますよね。フェース面のスコアラインも打点位置の色が変えられていて、2つの効果でアライメントをとりやすいですよ。

ミーやん（左）とツルさん（右）の弾道数値を比較。スピン量が少なく前に行く推進力が高いクラブ。反面、ボールの高さは出にくくなっているので、番手選びには注意が必要

【ミーやん】打ってみると、いかにもフェースの弾きが良さそうな「キン！」という打球音。飛んでいく弾道を見る限りは、スピンは少なめに感じますね。普段から低弾道のボクが使うとなると、これはギリギリの高さです。もう少し上がってほしいかな。

【ツルさん】3番のロフト角が19度ということもありますが、吹け上がらないフラットな弾道ですね。もし、ミーやんがバッグに入れて使うとなると、ロフト角22度の4番からのほうがいいかも。基本的には、よく飛ぶし、方向性がいい優秀なクラブだと思いますよ。

【ミーやん】このGシリーズのユーティリティは、前モデルのG30からヘッド形状がけっこう変わりました。アイアンみたいに構えやすくなって、ヘッドを打ち込んでいける雰囲気です。

【ツルさん】アイアンが得意な人には、この新モデルのヘッド形状のほうが構えやすいでしょうね。個人的には、僕はちょっと苦手なんですよ。僕は『G30 ハイブリッド』のヘッド形状ほうが好みで1本所有していますし、いまだにアンサーシリーズのユーティリティがお気に入りでエースとして使っています（笑）

【ミーやん】新しく用意された純正シャフト「ALTA J50」は、けっこう軽めですよね。

【ツルさん】ヘッドスピード43m/s以上であれば、「TOUR 90」という純正カーボンのほうがいいかも。ヘッドスピードが速いゴルファーには「AWT 2.0 LITE」というスチールシャフトもありますよ。

【ミーやん】ボクには「TOUR 90」のフレックスSが良さそう。重量別に3種類のシャフトが用意されているのは、ゴルファーにとってはありがたいことですねー。