“淡色”を忍ばせ春仕様
FASHION
先週の国内女子ツアー「サイバーエージェント レディス」最終日。首位の申ジエを1打差で追った木戸愛は、一時首位に立つも通算6アンダーの3位でフィニッシュ。惜しくも敗れてしまったが、3季ぶりのタイトル獲得が近いことを示した結果となった。木戸の好調を支える要因として、考えられるのは2つの点だ。
1つは一昨年から芹澤信雄に師事するようになり、明らかにショートゲームの実力をつけてきたこと。もう1つは、クラブ契約をフリーにしたことだろう。男子ツアーと違い、女子ツアーではクラブ契約メーカーの勧めるモデルをそのまま使用するプロが多い。そんな中、木戸愛や成田美寿々、宮里美香など、自分の使いたいクラブを選ぶというスタイル、契約フリー選手は最近増えてきているが、まだまだめずらしい存在といえる。
今回はそんな木戸の今季セッティングをチェックしてみよう。ドライバー、フェアウェイウッド、アイアン、ウェッジは本間ゴルフ。ユーティリティがキャロウェイゴルフで、パターがスコッティキャメロンとなっている。ドライバーは、HOT LIST 2015でシルバーを受賞した『本間ゴルフ TW727 455S ドライバー』。アスリート向きの硬派に見えるモデルだが、つかまりのよさが特徴。彼女の持ち球はフェードなので、しっかりボールをつかまえたいクラブを好むのだろう。
彼女のセッティングの中心は、本間ゴルフのクラブ。見た目の派手さはないが、構えやすさ、打感、音、シャフトのクオリティーの高さで、最近じわじわとアスリートゴルファーに人気が浸透してきているメーカーだ。本間ゴルフで揃えるメリットは色々あるが、その中でも性能の高い「純正シャフト」に着目したい。ドライバーよりフェアウェイウッド、フェアウェイウッドよりユーティリティ、ユーティリティよりアイアン…と少しずつ重量を増したシャフトを採用している。
アイアンにはスチールシャフトを使う選手が多い女子ツアーの中で、木戸のようにアイアンにカーボンシャフトを挿すメリットは、球の高さも飛距離も出せる点だ。最近思い通りに高さを出せないという方には、本間ゴルフのクラブはおすすめ。プロ使用率のアップに伴い、中古市場でも徐々に人気が高まってきている本間ゴルフのクラブ。さらに人気が高まる前に、掘り出しものを見つけてみては如何だろうか。
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