お手入れシリーズ第2弾は“汚フェース”！

先日GDOの独自調査により明らかとなった「グリップはトイレより10倍以上汚い」という事実。使用中のグリップは便器より11.7倍も“汚染度”が高いことをお伝えしたが、反響は予想以上で、なかでも「ほかの箇所はどうなの？」という声が編集部に多く寄せられた。ということで、第2弾はクラブの“フェース面”を調査！！

• お手入れシリーズ第1弾「グリップはトイレより10倍以上汚い！？」

雨ラウンド後の気になる汚れ…

食品工場の機器衛生検査で使用するATPルミノメーター「EnSURE（エンシュア）」で計測

いまの季節、雨の中でのラウンドは多くなりがち。濡れた芝やバンカーから打つとどうしてもフェースは汚れてしまう。アイアンのスコアライン（フェース面の溝）に入った泥は、皆さんその都度ブラシで払い落としているつもりでしょうが…。編集部員の使っているドライバーとアイアンを、それぞれ前回と同様の形で計測を行った。結果はドライバー“556”、アイアン“750”という数値が表示された。

アラフォー男の“むれむれシューズ”と比較した！！

ドライバーとアイアンでそれほど差は生まれなかったが、アイアンのほうがスコアラインが深い分、ドライバーより汚れが溜まってしまうようだ。同じく計測した40歳手前の編集部員が一日中履いたむれむれのシューズの中を計測したところ、こちらは“203”という結果に。予想に反し意外と数値は伸びず、フェースのほうが約3.7倍汚いことが分かった。

今回も家にある道具で簡単お手入れ！

一日中履いていたシューズより3倍以上汚いモノを、キャディバッグの中に放置したままでいたら……と、想像するだけでゾッとしてしまう。そこで今回も、ゴルフガレージ新橋銀座口店の桂雄介さんに、フェースを含むクラブヘッドのお手入れ法を聞きに行った。

【用意するもの】
・メラミンスポンジ
・コンパウンド（車用）
・水
・歯ブラシ
・キッチンスポンジ（硬い面があるやつ）
・ぞうきん
・新聞紙（※汚れが飛び散らないように敷く）

買取センターも採用！「○○○くん」が大活躍

中古ギアを扱うゴルフガレージ新橋銀座口店の桂雄介さん

「基本的にアイアンもドライバーも、水をつけたメラミンスポンジ『激落ちくん』で、きれいに汚れを落とせます。実は『GDO中古買取センター』でも、この方法だけで買取品の汚れを落としているんですよ」とのこと。

溝の汚れには「歯ブラシ」登場！

「メラミンスポンジで落ちないしつこい汚れは、キッチンスポンジの硬いところで。アイアンのスコアライン（フェース面の溝）は歯ブラシで詰まっている小石を落としてください。歯ブラシは軟らかいと負けてしまうので、“かため”を選ぶことをおすすめします」

ドライバーは“洗車スタイル”で！！

「ドライバーのクラウン部分は塗装されているので、スポンジでゴシゴシ擦るとキズがついてしまいます。メラミンスポンジで汚れを落とした後は、車用のコンパウンドでワックスをかけてください」と桂さん。洗車でのワックスのように、ある程度の微小なキズは目立たせなくできるという。

ビフォー＆アフター！ お手入れ後は「洗いたてのお皿」よりピカピカに

放っておくと、アラフォー男の“むれむれシューズ”以上に汚い状態となるクラブフェース。中古買取センターも実施している正しいお手入れ法で磨いてみると、ドライバーフェースは“23”、アイアンフェースは“38”と、洗いたてのお皿よりもきれいな数値に改善された。ここまできれいになれば、きっとボールにかかるスピン量も変わってきそうな気がしてくる。気持ちはゴルフにとって非常に大事なファクターだ！

【ヘッドお手入れのまとめ】

・基本的にはメラミンスポンジのみでOK！
・しつこい汚れは、キッチンスポンジ
・アイアンの溝は歯ブラシで
・ドライバーのクラウンは、コンパウンドを使用

取材協力／アンカーテクノ株式会社（清浄度チェック）、ゴルフガレージ（お手入れ法）

■ ゴルフガレージ 新橋銀座口店

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