“淡色”を忍ばせ春仕様
FASHION
レッスン誌でよく目にする“体重移動”という言葉。「正しい体重移動で飛ばそう!」「体重移動は必要ない!」など、その有り無しでも様々な意見のあるテーマだ。そこで今回から登場の貞方章男プロに、この体重移動についてまずは伺った。
平均90台ゴルファー調査では左図の通り、『する』が61%(23人中14人)と多数派に。理由は「体重を移動させなければ飛ばせない」(Mさん/43歳)、「雑誌などで、しないとダメと説明されているので」(機械イジリさん/55歳)など。
アベレージゴルファーの多くは『する』が多かったが、果たして貞方章男プロの見解は……!?(以下、貞方プロの解説)
「最近は色々なスイング理論が氾濫していて、何が自分に合っているのか迷っているアマチュアの方も多いと思います。スイング中の体重移動もアマチュアが迷うテーマのひとつでしょう。単純に、体重移動を『する』か『しない』かと聞かれたら、『する』というのが僕の答え。なぜなら、体重移動なしにボールをまっすぐ、遠くへ飛ばすことは不可能だと思うからです。
正確にいうと、体重移動は『する』のではなく、スイング動作のなかで自然に『起きる』ものだと僕は考えています。つまり意識的にとか、積極的に体重移動をしましょう、と言っているわけではないのです。バックスイングで体を右に回せば、体重は右に移動し、ダウンスイング以降は体を左に回すことで勝手に体重が左に移動する。それが自然な動きだということなのです。
例えば、数年前から“左一軸打法”というスイング理論が注目を集めています。この理論では、「体重移動はしない」とされているようですが、これも意識して行わないという意味であって、実際には体重移動は起こっているはずなのです。
全く体重を移動しないで打とうとしたら、手でクラブを振るしかありません。体を右に回すことも、捻ることもできないと思います。つまり、手打ちにしかならないのです」。
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