ソックス選びの正攻法
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ティショットがスライスし、セカンドショットを右斜面のつま先上がりから……という状況は多い。そんな状況からでも何気なく2オンさせてしまうツアープロたち。彼らはどのようにスイングしているのか!? 前傾を浅めに構え『フラットに振る』べきか、それとも前傾をしっかり取り『通常通り振る』べきか……!? 今回もショットメーカー貞方章男プロに伺った。
平均90台ゴルファー調査では左図の通り、『フラットに振る』が65%(23人中15人)と多い結果に。ただ、予想以上に『通常通り振る』も35%(23人中8人)と多かった。『通常通り』派の理由としては、「スイングは傾斜ごとに変えない」(SYさん/47歳)、「傾斜に逆らってブツけて打っていくイメージ」(Tさん/32歳) など。
アベレージゴルファーの意見は『フラットに振る』が65%、『通常通り振る』も35%という結果だったが、果たして貞方章男プロの見解は……!?(以下、貞方プロの解説)
「右斜面のつま先上がりからのショット、僕の答えは斜面なりに『フラットに振る』です。なぜなら、ボールの状況に逆らわず、斜面なりに振ったほうがショットの計算が立てやすいからです。ミスの確率も減らせますよ。
つま先上がりのライは、自分の足よりボールが高い位置にあるので、アイアンのソールを傾斜に合わせて構えると通常より体とボールとの距離が近くなります。そうなれば、自然と上体の前傾角度は浅くなります。
そのままスイングすれば当然、軌道は『フラットに振る』になります。軌道がフラットになると、ボールにはドロー回転がかかりやすくなるので、それを計算に入れてグリーンを狙っていきます。
つま先上がりが左に飛びやすいのは、もうひとつ理由があります。それはクラブの構造上、つま先上がりの傾斜に合わせてクラブをソールしたときにフェース面が左を向くからです。これは傾斜が強くなればなるほど、フェースが左に向く度合いも大きくなります。
左を向くフェースに合わせ、アドレスの向きは目標より右に取ります。『通常通りに振る』構えは、左を向くフェースを無視し、体とボールの距離を強引に詰め、右方向へ強引に打ち出すということ。これでは結果として、自らダフろうとして振っていることになります」。
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