“淡色”を忍ばせ春仕様
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ゴルフは自然との戦い、特にプレーヤーを苦しめるのが“風”だ。ツアープロでも強風の日のラウンドではスコアを大きく崩してしまう姿を見かける。そこで今回は、グリーンが狙えるセカンドショットの状況で、アゲンストかフォローか判断のつかないとき、プロはどういうポイントを心がけてプレーを組み立てているのか? 甲斐慎太郎プロに伺った。
平均90台ゴルファー調査では、『刻む』派が多い結果に。ただし注目は『山を張る』派も44%と、意外にも多かった。理由は「ピンを狙えるなら常に攻めていきたい」(S男さん/32歳)、「間違ってもオンできる範囲で狙う」(TTさん/55歳)という声が多かった。
アベレージゴルファーの意見はやや『刻む』派が多い結果だったが、果たして甲斐慎太郎プロの見解は……!?(以下、甲斐プロの解説)
「今回はグリーンを狙える状況での判断ですが、僕は直接狙わない『刻む』ことをオススメします。風によっては真逆に読んでしまい、セカンドショットでOBというケースもあり得るからです。そうなると大きくスコアを崩す原因となってしまいます。今回の状況では最悪のケースを考え、『刻む』勇気を持つことが重要だと考えます。
風を正しくジャッジするのはとても難しく、僕たちプロでも完璧に読み切ることは不可能です。強く感じても、思ったより影響を受けなかったり、その逆もあります。ですから風が強い日のラウンドでグリーンを狙うときは、常に次の1打を考えて攻めることが大事! もし風の計算を間違えてグリーンを外しても、次打はやさしいアプローチが残るようなマネジメントをしましょう。
今回の質問では『刻む』を優先することをオススメしますが、それでもなるべくグリーンに近づけたいというのがゴルファーの本音です。そんな人向けに、アゲンストとフォローどちらか可能性が高いとき、それぞれの狙い方の違いをご説明していきます。詳しくは、次のページから!」。
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