“淡色”を忍ばせ春仕様
FASHION
2016/12/06
今回、プロとアマの視線の違いを検証するのは、ハザード越えのアプローチ。京葉カントリー倶楽部の16番ホール、バンカーを挟んだグリーン右サイドのラフからのショットだ。ここで求められるのは、フワッと浮かせてピン側にピタッと止めるロブショット。正確な目標取りと距離感を要する状況で、プロの視点はどのように動くものなのか……!?
まずはアマ代表・黒田カントリークラブさんの目線を見てみよう。黒田さんの視線を見てみると、アドレス地点での情報ばかりに終始し、アドレスに入ってからもバンカーが気になるのか、ボールの周囲からバンカーのアゴあたりまでを視線が行き来している。また、素振りでクラブヘッドを追うような視線になっている点にも注目。
それに比べ、中井プロはアドレスに入る前に、まずはピン側まで足を運びグリーンの傾斜の全体像を把握し、落とし所を見極めている様子。そしてアドレス前に改めて落とし所を確認。バンカーへの意識は少なく、落とし所に集中しているように見てとれる。そしてヘッドの動きを追うことなく、素振りを繰り返してショットに入っている。
上記2人のデータを見比べて、中井プロは次のように解析する。「まず、黒田さんと私の視線での明らかな違いは、グリーンの情報収集量です。私の視線は、落とし所を見極めるための動きになっています。当然バンカーはあまり気にしていません。一方、黒田さんの視線はボールからバンカー周辺を行き来し、肝心なグリーンの情報収集量が極めて少ないです」とのこと。詳しくは次ページで解説→
解説/中井 学
1972年生まれ、大阪府出身。中学生の頃ゴルフを始め、アメリカにゴルフ留学。帰国後はゴルフ誌でお馴染みの顔として人気レッスンプロとなる傍ら、昨年見事国内プロテストに合格
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