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FASHION
2015/12/15
「ゴルフも仕事もなぜか打ち込めない……」そんな身体のダルさを感じたことはないだろうか。前回までは、男性のヘルスケアとしてAGAなど主に外見で気になることについてお届けしてきたが、今回は意外と知られていない男性の“更年期障害”についてメンズヘルスクリニック東京の小林一広院長にお話を伺った。
(以下、小林院長の解説)
そもそも“更年期障害”といえば、女性特有のものと思ってはいないでしょうか。実は女性だけのものではないのです。男性の心身の健康に不可欠な男性ホルモンが加齢などの要因で減ることによって起こる「LOH症候群」と呼ばれる障害、これが「男性更年期障害」に当てはまります。意欲、闘争心、筋力、性欲が少なくなったりすることが具体的な症状。40代以上でこれまで楽しみにしていたゴルフが億劫になったりした場合、疑ってもよいかも知れません。
更年期障害と聞くと、以前は女性の”専売特許”のように思われていました。女性は閉経前後に急激に性ホルモンが減少し、その急激な変化に身体がついて行けず自律神経など様々な部分で調子を崩すことで更年期障害が分かりやすかったのです。一方、男性はもちろん閉経がない他、性ホルモンが減るのもジワリジワリ。しかし近年は、唾液や血液を少し取るだけでホルモン値が測れるようになり「LOH症候群」とはっきり言えるようになったのです。
そこで気になることが、自分は男性更年期障害つまり「LOH症候群」なのかということですよね?「LOH症候群」の典型的なサインには次のようなものが挙げられます。
・朝立ちの回数が減った。
・筋力が弱くなってきたと感じる。
・太りやすくなり、お腹が出てきた。
・寝付けない、早く目が覚めるなどの睡眠障害がある。
・やる気が低下、気分が沈む日が増えた。
・既に燃え尽きたという感覚がある。
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