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覆面ツアープロの報告 “ルール変更案”に選手の評判は?

2017/06/21 05:00:00

(GETTY IMAGES INC/米ゴルフダイジェスト誌) 【拡大写真】

何事もシンプルに越したことはない。それは人生の全てにおいての真実だ。だからこそ私は、ゴルフのルールを現行の「34条」から「24条」に減らす“近代化”の案を支持する。全ての変更に賛同するわけではないが、この“近代化”の精神は気に入っている。

ツアープレーヤー仲間の多くは、私ほどルール変更に前向きではない。選手の間には、USGA(全米ゴルフ協会)に対する偏見があるのだ。「あいつらにゴルフの何が分かるんだ?」という感じで、今回のルール変更が発表された際もその場の雰囲気は辛辣だった。アンフェアではあるが、それが我々プロの受け止め方だ。

我々は年に一度「全米オープン」でUSGAと交流の場を持つのだが、我々からするとその場は概ね大失敗に終わる。その週は馬鹿みたいに不公平なこと、例えば、フェアウェイから1ydしか離れていないラフでロストボールしたり、あるいはグリーンで止まっていたボールがいきなり9mも転がるのを目の当たりにしたり、といったハプニングが5、6回は必ず起きると決まっているのだ。自分が最後にトロフィーを手にする男でない限り、苦々しく立ち去るしかないのだ。

R&A(全英ゴルフ協会)も今回の改正に同様に関わっているが、米国選手たちはこの組織にはそこまで強い反感を持っていない。もしも今回のルール変更の提案が「国際ゴルフ連盟」(IGF)から来たものであれば、もっと快く受け止められていたことだろう。

USGAは今年、リビエラCC(2月のジェネシスオープン)に人を派遣し、表向きには我々に規則に対する意見を求めてきたが、それは意味がなかった。なぜなら、その2週間後に発表するプレスリリースの内容はすでに決まっていたからだ。私はそのプロジェクトを知ってはいたが、変更がどれくらい劇的なものになるのかは想像もつかなかった。このルール変更がどれほどゴルフに変化をもたらすかということを、人々が十分理解しているかどうか、私には分からない。

私は書面でUSGAに意見を提出することはしないが、親交の深いマイク・デイビス(USGAのエグゼクティブディレクター)に次に会ったときは、これらのことを伝えようと思っている。

ゴルファーにスパイクマークを直すのを許可するのは、スロープレーを招く大惨事になるだろう。

我々は皆、スパイクマークによりパットを外したり、決めたりしている。プロの多くは強迫観念にとらわれ、一日中トントンとグリーンを叩いて均し続けることになるだろう。

「どの高さからドロップしても良い」と聞き、私は困惑した。

これはツアーで最も話題に上がる変更内容であり、現行の方法にどんな問題があるのか誰もがわからない。競技委員が腹這いになって、プレースでなく、実際にドロップされたかどうかを確認するということなのだろうか? これはインチキの機会になりそうだ。ただ、誤解しないでほしい。プロの世界でも、ゴルフは礼儀のゲームであるという考え方はもちろん息づいている。メディアやファンが我々に対し、“何か間違いがないか!?”と監視する厳しさに比べたら、実際に世間で行われているインチキは微々たるものだ。しかしながら、1インチの高さからのドロップというのは、疑念を助長させるだろう。

その他の変更はとても良さそうだ。

オークモントでダスティン・ジョンソンが、グリーン上でもしかしたらボールを動かしたかもしれないとして罰打を課せられときや、キアワでカール・ペターソンがバックスイングで葉っぱを落としたときもそうだったが、細かい解釈により誰かが罰せられると、選手たちはいつもロッカールームで「そんなの○○喰らえだ」と満場一致の反応を示す。プレーヤーが利益を得ることを意図していないのであれば、ペナルティは課されるべきではないのだ。USGAとR&Aはそういったものをなくそうと努めている。

カジュアルなゴルファーは、1744年にスコットランドで制定されたオリジナルの13項目からなるルールに立ち返っても良いのではないかと思う。大金のかかったトーナメントのゴルフは、ルールも定期的に進化する必要があるだろう。それこそ4年おきなどではなく、3カ月おき、あるいは主要なツアーの開催ごとに電話会議でも開き、おかしな点について協議して、解決策を見出せば良いのだ。

例えばリビエラでは、男性スリーサムの組の1人が、雨による中断後に災厄に見舞われたことがあった。中断のホーンが鳴ったとき、彼のボールはバンカー内のクリーンなライにあったのだが、戻ってきてみるとその場所には水が入り込んでいた。結局彼は、泥のぬかるみにドロップしなければならなくなったのだ。はたしてこれは公平だろうか?判断するのは私ではない。要するにこのような状況は、もっと頻繁に精査されなければならないということだ。

プロはもちろんルールを知っているが、“スプリンクラーヘッドからのボールの救済”といった単純なことでも、競技委員を呼ぶことに慣れてしまっている。これは単に、自分自身で判断して処置するストレスが割に合わないからだ。たとえルールが単純になったとしても、我々がより早くプレーをするには、長い時間がかかるだろう。

聞き手:マックス・アドラー
(米国ゴルフダイジェスト誌 2017年6月号掲載)

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