低・深重心のラージヘッドでボールが曲がらない

ラージヘッドで幅の広いソールが特徴

【ミーやん】
前回の「M3 アイアン」に続いて、今回は「M4 アイアン」を試打します。「M3 アイアン」はオーソドックスなヘッド形状でしたが、こちらはラージヘッドでソール幅が広いのが目につきます。構えてみると、グースの度合いも「M4 アイアン」のほうが強いです。ただし、均整のとれたヘッド形状で、ボッテリしている印象はありません。

• ⇒前回の「M3 アイアン」試打

ストロングロフトと大きめなヘッドでやさしく飛ばせそう

【ツルさん】
7番アイアンでロフト角28.5度というストロングロフト設定で、構えた見た目からもやさしく飛ばせそうな雰囲気が漂ってきます。「M3 アイアン」と同様に、新たに「リブコア」というボール初速を高めるテクノロジーが採用されているのが特徴のモデルです。では、さっそくミーやんから打ってみてください。

【ミーやん】
打感は「M3 アイアン」よりも弾きが強いですが、反響が抑えられていてフィーリングは悪くありません。結果は良好です。打ち出しの高さは低めですが、直線的に打ちやすい！ 曲がりづらさは、かなり優秀です。

【ツルさん】
このアイアンを使うと、パーオン率が上がりそうですよね。僕が打つと、ロフト角が2度寝ている「M3 アイアン」と同じぐらいの打ち出し角になりました。おそらく「M3 アイアン」よりも低・深重心設計になっていて、球が上がりやすく、低スピンを打ちやすい性能になっているのだと思います。弾道計測してみるとスピン量が少なく、「M3 アイアン」よりも約10ヤードほど飛ばせました。

【ミーやん】
僕の場合、「M4 アイアン」だと7番アイアンで打ち出し角が15度程度にしかなりませんでした。これだと6番アイアンは使いづらそうです。なぜか「M3 アイアン」のほうがボールを高く打ち出せるし、飛距離も「M3 アイアン」とあまり変わらなかったです。

【ツルさん】
ミーやんはヘッドを上からドーンと入れるスイングタイプなので、強いグースネックでロフトが立っているアイアンだと、打ち出し角を出しづらいのでしょうね。この「M4 アイアン」は5番からPWまでのセットになっていますが、5番のロフト角は21.5度です。これだけロフトが立っていると、そもそもアマチュアには5番を打ちこなすのが厳しい。「M4 アイアン」の直進性をいかしてやさしくゴルフをしたいなら、いさぎよく5番は抜いてユーティリティを使うべきでしょうね。

飛距離性能と直進性が優秀

■ 試打クラブのスペック

テーラーメイド M4 アイアン
番手：7番、ロフト角：28.5度、シャフト：REAX90 JP、フレックス：S
発売日：2018年2月16日、価格：6本セット税込103,680円

■ マイクラブ情報

ミーやん：ブリヂストン ツアーステージ Xブレード 709 CB（番手：7番、ロフト角：32度、シャフト：NSプロ 950GH・フレックスS）

ツルさん：ブリヂストン ツアーB X-CB アイアン（番手：7番、ロフト角：32度、シャフト：NSプロ モーダス3 ツアー105、フレックス：S）