“淡色”を忍ばせ春仕様
FASHION
イマドキのゴルファーは、自分のスイングに合ったシャフトを選ぶべきだと、ゴルフギアに対する認識も変わってきた。特にギアに詳しく中古ショップを多用する人たちは、メーカー純正シャフトよりも、アフターマーケット用のシャフトが最初から装着してあるメーカーカスタム品や、リシャフトしてあるクラブに熱い視線を送っている。
ここで一つ大切なことがある。メーカーの手前ハッキリとは言い難いのだが、シャフトメーカーも毎年モデルチェンジして、各社切磋琢磨している。しかし個々のゴルファーのスイングタイプが違うために、ゴルファーにとって、「最新=最善」ではないことがしばしばある。その証拠に、いろいろなシャフトを試せるプロゴルファーが、最新シャフトを使っていないケースが時々見られる。
PGAツアーで活躍するロリー・マキロイは、2012年まで藤倉のランバックス7v05という2005年のシャフトを使っていたし、片山晋呉プロの3Wは、グラファイトデザインのツアーAD PT6というシャフトを再び使い始めている。
そうなってくると、今一番新しいシャフトが入っている最新モデルよりも、歴代のシャフトが揃う中古クラブはかなり魅力的。最新シャフト装着の最新モデルを買ったけれど、なんかしっくりこない人は、昔使っていて絶好調だったクラブを、中古で買ってみるのはどうだろうか。そうやっていくうちに、自分に最適なシャフトがわかってくるもの。中古ショップのスタッフに、今まで使っていたシャフトを告げて、似ている特性のものを選ぶなんてこともいいだろう。「最新=最善」は、必ずしもあてはまらないところが、まさに中古クラブの醍醐味だといえる。
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