運転中の横顔にオーラを
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ゴルファーの間では、昨年のテーラーメイド ロケットボールズ(※以下RBZ)、今年のキャロウェイ X-HOTで大ヒットとなった“ぶっ飛びスプーン”が注目を浴びている。しかしその一方で、クラブを購入したけれど、地面からだとボールが上がらずティショットでしか使えない、いわゆる“スプーン難民”が増えていて“ぶっ飛びスプーン”を使いこなすための電子書籍まで発売されているのだ。
そもそもプロとアマチュアの違いは、ヘッドスピードの速さにある。ドライバーで計測する場合が多いのだが、男子プロだとヘッドスピードは47~50m/sを超えてくる。女子プロだと39~45m/sあたり。一般アマチュアの男性だと平均で38~47m/sといったところか。
アマチュアはヘッドスピードの最速値を申告するが、プロは平均値を申告する傾向があるので、この差はさらに広がる。プロが好む“ぶっ飛びスプーン”は、ヘッドスピードが速くても、スピンが多くなり過ぎず、ボールが吹き上がらずに前へ前へと飛んでいく。これをアマチュアが使って、はたして飛距離が伸びるのだろうか。
男子プロが飛ぶというスプーンは、地面から打つなら最低でも45m/sのヘッドスピードが必要。40m/s前後のアマチュアだと打ち出し角が少なく、スピン量も不足するのでボールが上がりきらずに、飛距離が落ちてしまう。
参考にするなら女子プロの選んでいるスプーンと言いたいところだが、彼女たちには抜群のミート率がある。スプーンはロフト15度前後のものが多いが、ボールの低スピン化もあり、使いこなすのが難しい。
どうしても“ぶっ飛びスプーン”を入れたい人は、ロフト角17度のものがおすすめ。しかし、テーラーメイド RBZ、RBZステージ2の場合、このロフト角での取り扱いは並行物のみなので、市場流通量が少なく、中古ショップで見かけることはかなり難しい。打てればロングホールで夢の2オンだが、ミスをすれば“傷”が大きいのも事実。スコアを考えると4W、もしくはロフトが立った5Wをオススメしたい。
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