ロフト角の設定が27度、30度と幅広いピンのG25ハイブリッド。HOT LIST JAPANでゴールド賞を受賞した

今では普通に販売されている7番ウッド、実はキャロウェイのビッグバーサというモデルが出るまで非常にマイナーな存在だった。アイアンセットが3番アイアンまでの時代。難しい3番アイアンの代わりに、ボールが楽に上がって距離も出る7番ウッド。ショートウッドという名称とともに、一気に認知度を上げた。

さて最近では、ゴルフボールは高ヘッドスピード域で低スピン化させて、ドライバーの飛距離を稼ぐというテクノロジーの進化を受けて、アイアンでボールを上げるのが難しくなってきている。一般的なヘッドスピードでは、5番アイアンでさえ、ボールが上がりにくくなってきている。おまけにアイアンはストロングロフト化が進み、昔より2番手もロフトが立っているのだ。

そんな我々を救ってくれるのが、ロフトのあるユーティリティ。以前はショートウッドの代わりという位置づけだったが、今やミドルアイアンの代わりのポジションを狙う。新製品のカタログではロフトが25度から30度前後のユーティリティがどんどんラインナップされてきた。5番アイアン、6番アイアンを抜いて、代わりとなるユーティリティがじわじわと売れてきている。

アイアンと比べスピン量も多くなり、ミスヒットにも強い。広いソール幅はラフでも威力を発揮してくれるだろう。プロの世界でも、女子のツアーでは当たり前になりつつある“楽チン”ユーティリティ。中古ショップでも、流通在庫がどんどん増えつつある。ロフトが増えても以前より構えやすい形状に進化しているので是非一度チェックしてみてほしい。

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