アイアンセットは5本? それとも4本?
ゴルフクラブは、使用しているプロがトーナメントで活躍することで、イメージアップ、売上アップを狙う“トップダウン戦略”をとっているメーカーが多い。我々もプロのクラブセッティングを参考に、日夜「スコアアップするにはどうしたらいいのか?」妄想を繰り広げている。
国内女子ツアーでは、アイアンは6番からというプロが多くなってきている。「ストロングロフト」という言葉をご存知だろうか? アイアンのロフト角を全体的に立てることで、アイアンでも飛距離アップを狙うモデルが年々増えている。アイアンのロフト角が小さくなり、20年前の3番アイアンのロフト角と、現在の5番アイアンのロフト角がほぼ同じというモデルも少なくないのだ。そのため、5番アイアンの代わりに、ロフト角大きめのユーティリティ(25度から27度)を入れているプロが増えている。
一方、米男子ツアーでは、アイアンセットのPWを抜く選手が増えている。ロリー・マキロイ、アダム・スコット、リッキー・ファウラーなどの選手は、9番までのアイアンセットに変えてきている。PWに相当する番手は、同じロフト角である48度のウェッジを入れているのだ。アイアンセットにプラス“ウェッジセット”という感覚だろうか!? マキロイは46、52、56、59度と入れているし、アダム・スコットは48、54、60度という具合だ。米ツアーはコースセッティングも厳しく、小技の多様性が求められる。そのためフルショット前提のアイアンセットではなく、より精度の高いウェッジセットで対応しているのだろう。彼らの真意は分からないが、アイアンセットのPWを抜き、46度から48度のウェッジをセッティングするのは、何だかカッコイイ! 中古市場では50度未満のウェッジは、需要が少ないせいか、なぜか不人気。同じモデルでも、50度以上に比べ安く流通していることが多い。また最近では、国内メーカーが5番から8番までを基本セットとして発売する動きがあるという。もしかして近い将来、アイアンセットは4本、いや3本という時代が来るのかもしれない。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー