運転中の横顔にオーラを
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先週、ウェイストマネジメント フェニックスオープンで、米国ツアー2勝目を狙った松山英樹は1ストローク及ばず2位タイに終わった。惜しくも優勝こそ逃したが、今年3試合で早くも2度の優勝争いを演じる好調ぶりを見せつけた。
そんな松山の安定感は、クラブを変えないことで生まれているのではないだろうか。エースドライバーは、2008年発売のスリクソン ZR-30 ドライバー。新製品が出る度に何度もテストしているが、試合になると必ず戻る。シャフトは、グラファイトデザインのツアーAD DIシリーズを長く愛用している。
そんな松山だが、不思議とフェアウェイウッドだけはかなりの頻度で変更している。先日クリーブランドのNEWモデル「ニューCGブラック・フェアウェイ」をテストしたことも取り上げられたが、特にスプーンは目まぐるしく変えているのだ。
彼のエーススプーンは、キャロウェイRAZR X BLACKフェアウェイウッド。松山自身が中古ショップで見つけ、1万円で購入したという話が以前話題となったクラブだ。その後もスリクソンZシリーズや本間ゴルフのTW717 フェアウェイウッド、プロギアのegg スプーン フェアウェイウッド(2013年)、テーラメイドのJET SPEED フェアウェイウッドなど、何故かスプーンだけかなりの頻度で変更し、実際試合でも使用している。最近ではピンのG25 フェアウェイウッドをエーススプーンと日替わりで使っている状況だ。
今回優勝争いに貢献したスプーンは、そのG25 フェアウェイウッドではないだろうか。ティショットにもセカンドショットにも多用していた。G25 フェアウェイウッドは、ヘッド体積が163 cm3と標準的で、深くて低い位置に重心が配置され、ミスヒットに強く、飛距離も期待できるモデル。G30 フェアウェイウッドも同じく深くて低い重心位置で、飛距離と安定性が魅力だが、可変スリーブを採用している。なかなかイマドキの可変スリーブのドライバーを使わない松山には、以前のシャフトが接着されているモデルの方が繊細なフィーリングに合うのかもしれない。
G25 フェアウェイウッドは、ロフトバリエーションも多く、フェアウェイウッドが苦手な人向き。できればロフト角15度の3Wでなく、ロフト角が16.5度の4Wを選ぶとよいだろう。是非中古ショップでチェックしてみてほしい。松山と同じモデルを使うだけで、彼の好調さを少しでも肖れそうかも…。
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