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今年の全米オープンは、2人の“米国の英雄”が最後まで盛り上げる大会となった。最終日首位タイからスタートしたジョーダン・スピースとダスティン・ジョンソン。ダスティン・ジョンソンが最終ホールでまさかの3パットとなり幕切れはあっけないものだったが、最後の最後までこの2人の英雄から目が離せなかった。
全米オープンの会場としては、最長といっても過言ではないチェンバーズベイを攻略するには、ドライバーの飛距離と正確性が必要。では、全米オープンを最後まで盛り上げたこの二人のドライバーをチェックしてみよう。
まずは優勝したジョーダン・スピースの使用ドライバーは、『タイトリスト 915 D2 ドライバー』を愛用し、安定感のあるショットを放っていた。重心距離が長く、重心深度は深め。ミスヒットしてもヘッドの挙動が安定している。タイトリストのモデルチェンジは2年サイクル、今年はモデルチェンジしないので、中古で買っても安心感があるのでおすすめのモデルだ。
ダスティン・ジョンソンが使っているのは『テーラーメイド エアロバーナー ドライバー』。テーラーメイドの上級者向けモデルといえば、『R15 460 ドライバー』『R15 430 ドライバー』が有名だが、ダスティン・ジョンソンは重心距離が長いエアロバーナーを使用している。通常、重心距離が長いモデルはボールがつかまりにくいという欠点があるが、『エアロバーナー ドライバー』はヘッドの動きが安定しているので、叩いても左のミスが出にくい。今年のモデルなので、まだ中古ショップにはあまり出回っていないが、定価自体が高くないので中古では割安感がある。
どちらのモデルも、プロ使用モデルにしてはミスヒットに強く、アマチュアでも十分使いこなせる。ただし重心距離が長いとボールはつかまりにくいので、スライサーにはおすすめしない。重心距離が長めのメリットを活かして活躍した二人。異次元の飛距離は真似できないが、ドライバー選びは参考にしてほしいと思う。
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