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二択から三択の時代に! いまさら聞けない定番アイアンシャフト

DG、NS950、モーダス さて、どれを選ぶ?

最近発売されているアイアンセットのシャフトラインアップに変化がでてきたことをお気づきだろうか。いままではスチールシャフトを選ぶ時、主に上級者や体力に自信のある人は「ダイナミックゴールド(※以下DG)」、初・中級者や標準的な体力以下の人は「NSプロ 950GH(※以下NS950)」といった二択だったのだが、近年、その2本のギャップを埋めるような特性の「モーダス3」が登場。瞬く間に“どちらでもなかった派”のゴルファーから支持を得てプロパー品として定着つつある。選択肢が増えた分、どのシャフトが自分にとってベストなのか? 悩みも湧いてくるのはゴルフ好きにとって贅沢なジレンマだろう。そこで今回は3本のシャフトの特性をまとめてみた。

上級者から長年愛されるダイナミックゴールド

1980年にトゥルーテンパー社が発売したDGは、今なおプロ・上級者から強い支持を得ている。まさに「キング・オブ・スチールシャフト」という存在感だ。シャフトの手元側に独特な粘り感があるので、タメの作れるゴルファーにとってスムーズにインパクトを迎えることができる。

だが、アイアンシャフトの中でも重くて硬いため、ある程度のヘッドスピードや体力がないと振り切れず、スイング中にタメが作れない(インパクト時にクラブヘッドが手首を追い越すような)打ち方だと、シャフトの効果を十分に発揮することができないとされる。逆に言えば、ハンドファーストの打ち方を習得したいアスリート志向の進化中ゴルファーには向いているのかもしれない。

ちなみに、ツアープロやクラブセッティングにこだわる人は近年、全数検査され重量の公差管理が行われているアフターマーケット用の「ダイナミックゴールド ツアーイシュー」を選択するケースも目立つ。

軽量スチールシャフトの元祖! NSプロ950GH

アイアンセットの標準シャフトは、スチールのDGか、メーカー純正カーボンの二択という時代が長かった。スチールならではの安定感と、カーボンならでは軽さや弾き感をいかした飛距離性能を両立はできないのか? そんなゴルファーのニーズこ応える形で日本シャフト社が開発し、1999年に発売されたのがご存知「NS950」だ。DGに比べて約30グラム軽く、体力に自信がない人にも振り切ることができる重量。シャフトの中間部から先端にかけてしなり感があるため、ボールが上がりやすく、弾き感もいいのが製品の特徴。待ち望んでいたアマチュアゴルファーの間に軽量スチールシャフトのブームを巻き起こした。

しかし、DGに慣れ親しんできたゴルファーからは、「シャフトの中間部がグニャッとしてどうも頼りない」「タイミングが取りずらい」といった声が出るなど、当たり前の話だが必ずしも誰にでも合うわけではなく、特に「クラブ全体の流れ」からフィーリングに馴染めない人もいたため、ゴルファーのニーズを埋めきるには至らなかった。もちろん、最近ではNS950でゴルフを始めたというゴルファーも少なくなく、逆にDGが合わないという声も聞く。どちらのシャフトでゴルフを始めたのかが重要なポイントと言えるほど、DGとの性格差は大きいと理解されている。

DGとNSプロ950のイイとこ取りのモーダス3

長らくプロパー品のスチールシャフトは「DG」と「NSプロ950」の二択が続いたのだが、その2本には重量やシャフト特性のギャップは決して小さくなかった。そんな中、2011年に日本シャフト社がDGに対抗すべくツアープロ向けに「モーダス3 ツアー120」を開発。ギャップを埋める存在として進化していった。

先端を硬く、中間部にしなりを持たせたシャフト特性で開発された。ツアープロへの供給が始まると、ボールの上がりやすさや操作性の高さを両立しながら、プロレベルでの安定感を保っていると評判になった。重さや硬さを、DGより少し軽く柔らかくしていたこともあり、アスリート志向のアマチュアゴルファーに浸透しやすい特徴もあった。

機を同じくして、コースの攻略難易度が高まる一方の米国ツアーでは、トッププロの使用クラブに軽量化というトレンドも発生。「重さを感じることなく先端部がしっかりしていて、出球が低くて強い弾道が打てるシャフトが欲しい」という要望から、2015年には“中量級”スチール「モーダス3 ツアー105」も登場。これが、アマチュアゴルファーの加齢とも相まって、アイアンシャフトのプロパー品として仲間入りを果たす流れにつながった。

もちろん性能に関しては、前出2製品に比べて新しい分、ツアーのトレンドや最新のゴルファーの声を製品に落とし込んだ後発であるが故のアドバンテージがある。

モーダス3の人気の理由について、日本シャフト社は「ユーザーの声で一番多いのが高い品質面です。製造技術は一番強く自負しており、圧倒的優位に立っていると思います」(栗原一郎・シャフト事業部主任)と胸を張る。軽量化は耐久性や安定感とほぼトレードオフの関係にあり簡単ではない。さらに製品の公差が小さい品質はプレーヤーの期待を結果につなげる上で必須の条件でもある。「第3のスチールシャフト誕生」にニッポンの技術あり--ということのようだ。

トゥルーテンパー
キング・オブ・スチールシャフト
発売日:1980/01
日本シャフト
軽量スチールの代名詞
発売日:1999/01
日本シャフト
ツアープロも驚愕のコントロール弾道
発売日:2011/03
日本シャフト
ゴルファーの要望に応えた中量級スチールシャフト
発売日:2015/08

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