東大発の新素材でスピン性能が向上 新「Z-STAR」ボール
2018-11-28
ギアニュース
2月8日に発売を控えたスリクソンの6代目「Z-STAR」と「Z-STAR XV」ボール。東大で発明された高分子素材「SeRM(セルム)」を世界で初めてゴルフボールのコーティングに使用し、摩擦力が14.4%アップしたというが、実際どれくらい滑りにくいのか。わかりやすい実験をお見せしたい。
実験はボールが回転しないように箱をかぶせ、傾斜のついた金属板の上を滑らせるというもの。左の従来品に比べ、明らかに右の新Z-STARの方が滑りにくくなっているのが分かる。
念のため、左右を入れ替えて試してみたが、結果は同じだった。
コーティングの摩擦力が増したことで、特に8番アイアン以下のショートゲームに大きく影響するという。短いアプローチでもスピンが利き、グリーン上でしっかり止まってくれる。
ちなみに「SeRM」は、衝撃に強く、傷つきにくいという特性から、スマートフォンの塗装などにも使用され始めている注目の次世代素材。現在、様々な業界の製品で採用が検討されている。その高性能を、ゴルフコースのグリーン周りでひと足先に体験してみてはどうだろうか。
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