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スコアメイクを大きく左右するパッティングの中で、重要な役割を占める“ライン読み”。読み方はプレーヤーによって様々だが、ツアープロは果たしてどのようなイメージで狙っているのか!? 今回は狙うラインを『直線』or『曲線』どちらで考えるかという質問で、市原弘大プロに答えてもらった。
平均90台ゴルファー調査では左図の通り、圧倒的に『直線』(18人中15人)という意見が多かった。理由は「余計なことを考えず、まっすぐ打ち出すことさえ考えれば簡単」(デロさん/44歳)、「スライスもフックもある複合ライだと、『曲線』で考えてたらもう頭が混乱しちゃう…」(Gさん/39歳)など。
アベレージゴルファーの多くは『直線』が多かったが、果たして市原プロの見解は……!?(以下、市原プロの解説)
「ラインに乗せるようにジャストタッチで打っていくか。カップに対して直線的に強めに打っていくか。パッティングのスタイルはプロによっても異なります。ジャストタッチ派は曲線イメージ、強め派は直線的なライン取りをする傾向がありますが、僕の場合は状況によって使い分けています。
例えばカップまでの距離が短いショートパットの場合は、“入れる”ことが最優先になります。必然的に強めのタッチで打っていくことになるので、大事なのは距離感よりも方向性。ラインを薄く読み、仮想のカップに向かって『直線』的に狙っていくイメージのほうが、カップインの確率がアップすると思います。
逆にカップまで距離があるロングパットの場合は、“入れる”ことより“寄せて”2パットで収めることが最優先。ですので、『曲線』でラインをイメージし、ジャストタッチで打っていきます。この状況で最も重要視すべきは、方向性よりカップまでの距離感です。タッチを合わせるには、カップまでのラインを『曲線』でイメージしたほうが距離感が出しやすいのです」。
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