運転中の横顔にオーラを
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距離のあるパー4やロングホールで、ティショットがラフへ…。こんなとき、次のセカンドショットでのクラブ選択に悩まされるもの。女子ツアーのTV中継を見ていると、こういう場面でもフェアウェイと同じようにフェアウェイウッド(以下『FW』)を使う選手を多く見かける。なぜ、『ロングアイアン』ではないのか? 美人姉妹プロとしても注目を集める久保姉妹の妹・宣子プロに話を伺った。
平均90台ゴルファー調査では、『FW』派がやや『ロングアイアン』派を上回ったが、数字的には僅差。それぞれの理由は、『FW』派が「なるべく距離を稼ぎたいので3Wや5Wにしています」(B作さん/50歳)。一方の『ロングアイアン』派は、「芝を鋭く切り裂いてくれるイメージがあるので、出しやすい」(どチーピンさん/44歳)といった理由が多かった。
アベレージゴルファーの意見では僅差であったが、果たして久保プロの見解は……!?(以下、久保プロの解説)
「グリーンまで距離もたっぷり残っているので、できれば『FW』で打って飛距離を稼ぎたい状況です。ここでは私の場合『ロングアイアン』という選択肢はありません。答えは2つ。ボールのライによって『FW』か『ショートアイアン』というのが、私の答えです。
ラフからのショットはアイアンで上から打ち込むのがセオリーと言われますが、芝の上にボールが浮いている状況では、5番や6番アイアンより『FW』の方がやさしく打てます。なぜかというと、『FW』の広いソール幅が芝を滑る設計になっているので、ヘッドが芝に突っかからず、横から払い打つことができるからです。
『FW』とは逆に、ソール幅が狭い『ロングアイアン』やミドルアイアンは芝を滑るように設計されていないので、一度ザクッと行ってからインパクトまで芝をなぎ倒すような、相当なパワーが必要になります。私たち女子プロには、男子プロのような筋力はありません。それでも深いラフからグリーンに乗せたり、しっかり距離を稼いで確実にグリーン近くまで運んでいるのは、『FW』というクラブの持つ特性を最大限に生かしているからなのです」。
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