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女子プロが選ぶ「最も“寄せ”が上手い選手」トップ3

2020/05/06 15:15

女子プロゴルファーにアンケートを行い、部門別にベストプレーヤーを選出してもらう第2弾のテーマは「最もアプローチが上手いと思う選手」。スコアメークの要ともいえるアプローチ部門で1位に輝いたのは…? 賞金シード選手(2019年同ランキング上位50人)を中心に43人から得た回答で、得票数が多かったTOP3を紹介します。

【3位】アン・ソンジュ、永井花奈、テレサ・ルー/2票

3位は小技が巧みな3選手が並ぶ結果に。19年のリカバリー率でツアートップ10にランクインしたアン・ソンジュ(韓国)と永井花奈、国内通算16勝のテレサ・ルー(台湾)が同票でその座を分け合った。

フェースコントロールが巧み!と支持された永井花奈

<女子プロたちの声>
アン・ソンジュ/「手首のコンタクトを見ると、なぜ何度も賞金女王になられたかがわかる」(ペ・ヒギョン
テレサ・ルー/「どんなライからでも寄る」(三ヶ島かな
永井花奈/「フェースコントロールの巧さ」(濱田茉優

【2位】菊地絵理香/3票<2019年リカバリー率12位>

2位には、今年プロ12年目を迎える菊地絵理香がランクインした。19年のウェッジは「タイトリストボーケイシリーズ」48度、52度、58度の3本構成。ライバルたちからは高難度のリカバリーショットが評価される結果に。同年「CATレディース」でツアー初優勝を挙げた浅井咲希は、「バリエーションが多く、難しいアプローチでも素晴らしい技を見せてくれる」と投票の理由を挙げた。

ウェッジ3本構成の菊地絵理香が2位にランクイン

<女子プロたちの声>
・「難しいところから全部セーブしているから」(浅井咲希
・「難しい状況からでもいろんな技を使って寄せてくる」(プロ2年目選手)

【1位】申ジエ/23票<2019年リカバリー率1位>

2019年度のパーセーブ率(90.37)、リカバリー率(72.55)ともに1位の申ジエ(韓国)が、2位に大差をつけて堂々の1位に輝いた。同年の賞金女王争いでは最後まで鈴木愛を追い詰めたひとり。どんなライからでもカップに寄せるアプローチは、まさに“職人技”と評価されている。

ルーキーの安田祐香吉田優利らは「世界で戦ってきた技」と元・世界ランク1位の技術に感嘆。中堅の上田桃子成田美寿々からは「バリエーションの豊富さと精度」を称賛されるなど、幅広い世代から支持を集めた。

申ジエが2位に大差をつけて堂々の1位

<女子プロたちの声>
・「アプローチショットのバリエーションが豊富なのと、いちばんシンプルにアプローチしているなと思う」(上田桃子
・「レパートリーも多くて、一緒に回らせてもらった時、奥からすごく難しいアプローチをロブショットで打っていて、うまいなと思いました」(原英莉花
・「転がすアプローチから上げるアプローチまでのバリエーションが豊富だと思います。世界で戦ってきた技がわたしにはとても魅力的です」(吉田優利
・「基本的な技術はもちろん、ロブやスピンショットなどの精度がピカイチ」(成田美寿々
・「アプローチのバリエーションが豊富でどこからでも寄せてくるイメージ(安定感)がある」(ベテラン)