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「女子プロのヒ・ミ・ツ」 橋添穂に一問一答 プロゴルファーの父から教わった金言とは?

2025/01/14 07:00
一家の期待を背負う橋添穂。デサントのイベントであれやこれや聞いてみる

橋添穂(はしぞえ・みのり)は昨年、国内女子下部ステップアップツアー「ラシンク・エンジニア/RKBレディース」で初優勝を飾った24歳。古江彩佳らと同じ2000年生まれの“ミレニアム世代”のひとりとして注目されている。プレー中に心がけていること、日常のあれこれまで“オジ目線”で突撃取材。気になる女子プロの生態をのぞいてみた。

プレーが遅い人はちょっと…

――まずはプレー中に感じたことや気になることから。同組で相性の合う選手とそうでない選手がいると思います。実名はアレですが、どういう選手と回ると良い感じでしょう?

「私、試合中はあんまり周りを見てないんです…」

――…でも、いろんな選手と回りますよね。気になる人とかいませんか?

「あっ、(プレーが)遅い人は気になっちゃうかも。私、めっちゃせっかちで、すぐに打ちたいタイプなんですよ。試合だとトップスタートが多いんですけど、どんどんどんどん先に行っちゃう(笑)。自分で自分を制御できなくって。でも、それはあんまり良くないんですかね?」

――ジュニアの頃からそう教えられてきた?

「(コーチでプロゴルファーの)父からは、人を待たせないようにと言われてきました。4姉妹の末っ子なんですけど、みんなに置いていかれないようにしていたので、急ぐクセがついてしまったのかも」

――じゃあ、キャディさんも大変ですね

「そうなんです!いつも『早く距離教えて』みたいな感じです」

「プレーが早すぎるのも良くないんですかね…?」

――試合に臨むときのゲン担ぎはありますか?

「特にないですけど、あるとしたら試合前日にアロマを嗅ぐことですかね。ラベンダー、オレンジ、ローズウッドなどの香りが好きです」

――アロマの効能は?

「深呼吸ができるというか、ゆっくりとした呼吸を感じられるのがいいです。試合では緊張しているので、体にオフの時間を作ってあげる意味もあるかなって。ホテルの部屋のドアを開けたらすぐいい匂いがしてきてほしいんです」

――いつ頃から?

「1年位前にアロママッサージを受けて、いい匂いだな~って思って。自分でも嗅ぎたいので調べてグッズを揃えました」

「アロマを嗅いで寝るとぐっすり眠れる気がするんです」

ネイルを見ながら待ってます

――プレーが遅めの選手と同組になったら?

「(プレショット)ルーティンが多めの人はちょっと苦手です。ショットよりパットの時に気になりますね。『(ルーティンが)まだあったの?』みたいな(笑)。ショットの時は自分が歩いちゃえばいいんですが、パットは待ってなきゃいけないじゃないですか」

――そういうシーンではどうしている?

「自分のネイルとか見てます。かわいいなあ~って」

――ネイルが好きなんですね

「はい!色はピンク系が好きです。家の近くや試合会場の近くのお店で月一くらいでやってもらっています。センスのいいネイリストさんがいるお店とか、選手同士で情報交換しています」

「可愛くないですか?」

えび!エビ!海老!とにかくエビが好き

――ここぞの時に食べる勝負メシはありますか?

「勝負メシではないけど、エビが好き。とにかくエビ。ほとんど毎日どこかでエビを食べています。お塩でいただく天ぷらが一番好きです」

――塩でいくとは渋い。いつからエビが好き?

「小学生くらいかな。管理栄養士の母が作る天ぷらがおいしいんです。他にはアヒージョとかも。とにかく、エビに目がないんですよ」

――ゴルフ場のレストランでも?

「メニューにエビがあったら絶対頼みます。山路(晶)さんや(内田)ことこも私がエビ好きって知ってて、何を食べようか迷ってたら『とりあえずエビでいいじゃん』みたいな(笑)」

――たとえばお仕事関係の会食などでもエビの店がいい?

「ご馳走してもらうんだったら、カニがいいかな!≧[゚∇゚]≦」

プレーファストを心掛け、ネイルアートが好きな今どき女子の橋添穂。2024年はメルセデスランキング107位と思うような成績を出せなかったが、25年シーズンは下部ツアーからの再起を目指す。2025年はエビカニパワーで殻を破って飛躍するっ!