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雨降ってスイング固まる? 正しい“傘練オヤジ”養成講座

2018/01/17 11:45

駅のホームでできる 3つのスイングチェック法

“THEオヤジ”といえばこの姿

オヤジゴルファーの象徴といえば、駅のホームで見かける「傘」でスイング練習する姿だ。そこでふと感じるのは、本当にアレで上達が見込めるのか? という疑問。今回は傘でもできる効果抜群のチェック法をゴルフテック松下諒コーチに聞いた。

1. 「お辞儀じゃないよ」 アドレスチェック

背筋は伸ばしたまま

「1つ目は、股関節を入れたアドレスができているか? のチェックです。直立の体勢から、両足をスイングできる幅に広げ、傘を脚の付け根に押し当てます。そのまま上体を前に倒し、そのあと軽く両ひざを曲げれば正しいアドレスは完成です」

2. 「黄色い線の内側に下がって…」 アライメントチェック

仮想ゴルフ場として、長い距離のラインが書いてあるホームは最適

「2つ目はアライメントのチェックです。ホームの黄色い線を飛球線と見立て、スタンスの向きと黄色い線が平行になるようにアドレスを取ってみてください。そのままターゲット方向を見るように黄色い線を目で追います。飛球線と平行にスタンスを取っていると感じられない人は、コースで右を向いたり左を向いたりしてしまっている可能性が大きいです」

3. 「持ち手の向きは?」 スイングチェック

斜め下約45度前後を向いていればOK

「3つ目は、正しいフェースの向きでバックスイングできているか? のチェックです。傘を通常とは逆、持ち手ではなく先のほうを持ち、ハーフウェイバック(クラブが腰の高さに来たとき)で傘を止め、持ち手がどちらを向いているか確認しましょう」

1.アドレスの前傾姿勢、2.アライメントの取り方、3.フェースの向きの確認。どれもシンプルではあるが、実践的で効果の見込めるものばかり。なかなかゴルフ場や打ちっぱなしに行けないという忙しいあなたにおすすめだ。最後に松下コーチは、「気づきましたでしょうか? 実は3つとも、振る必要のないチェック法なのです。やはり傘はさすもので振るものではないですから(笑)」と付け加えた。

解説/松下諒(RYO MATSUSHITA)
ゴルフテック横浜桜木町認定コーチ。12歳からゴルフを始め、高校時代に個人・団体で全国大会出場。20歳からインストラクターとなり、7年間でレッスン延べ人数は約3万1000人、レッスン回数は約6700回を超える。