新宿で妄想ゴルフしてみた
ゴルフにハマった人であれば、きっと共感してもらえるだろう。ふと信号待ちをしているときなどに、横断歩道の対岸までのアプローチをイメージして「何ydだろう?」「あのビルを狙うとしたらどのクラブで狙うのがベストだろう?」などと、妄想でゴルフをしてしまうことはないだろうか。意外に多くの反響があった「渋谷で妄想ゴルフしてみた」に続く2回目。実際に距離測定器を持参し、今回は新宿で思いっきり妄想してみた。
まずはアプローチ練習。JR東口ロータリーセンターの高台から「笑っていいとも」でおなじみ、スタジオアルタを狙う。45ydとピタッと寄せたい距離だがティグラウンドには鳩が群れていて気が散るので集中力が必要だ。もちろん妄想なので待ち合わせの人でごった返していても問題ない。
100yd前後を練習したければスバルビル前がおすすめだ。西口ロータリーにはいくつかの謎の穴があり、狙って下さいと言わんばかりにこちらに口を開けている。スバルビル前の歩道からまっすぐ105yd打てばスポンだ。
渋谷編同様、仮想コースを作ってみる
ティショットを歌舞伎町交差点の歩道から、シン・ゴジラにちなんで命名された「ゴジラロード」方面に放ち、新宿東宝ビル横のクランクを通過する実際にはありえないであろう超トリッキーなロングホール。グリーンをシネシティ広場(旧コマ劇場前広場)とし、ピン位置を広場奥のアパホテル前とする。
ティショットの狙い目はど真ん中。さえぎるものが何もないので思いっきり打てるが、突き当りの新宿東宝ビルまでは200yd程度なのでクラブ選びは慎重に。
セカンドでもまだグリーンが見えない。なんともタフなホールだ。ピン位置が奥なのでインテンショナルスライスで強引にピンが狙える位置に運ぶのもありだろう。しかしきょうのところは無難に刻む。
3打目はグリーンに乗せるのに精いっぱいなので、2パットでパーで上がればOKとしたい。
実はこのホールにはもう1つのルートがある。ティショットをLABI新宿東口館前に刻み、セカンドショットを思い切って歌舞伎町一番街方面に放つ攻め方だ。例の眠らない街の看板が邪魔をするので勇気がいるが、ボールの落としどころは広いので低い弾道で思いっきり攻めよう。妄想なので絶対にうまくいく。
難度は高いがそれが成功すれば3打目でピンを狙えるので、正規ルートよりも有利に運べる。
とまあ、こんな具合に日々妄想ゴルフを楽しんでいるあなたは、すでに「ゴルフ中毒者」かもしれません。
※これはあくまでも妄想です。実際にボールを打つのは絶対にやめてください。