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アレルギー対策
花粉症ゴルファー必見!2018年の最新対策

今年もゴルフシーズン到来!と思いきや、あいつも一緒にやって来た。そう、“花粉”だ。昨年東京都によって行われた調査によると、都民の花粉症割合は症状が出ていない予備群も含めて48.8%。専門家の間では花粉症がもたらす経済損失は年間数千億円にも上ると言われる、屋外スポーツのゴルフにとっても天敵だ。「ゴルフには行きたいけれど花粉がつらい」。そんな“ムズムズゴルファー”の憂鬱を吹き飛ばし、快適にラウンドするために何をするべきか?耳鼻科医にゴルファーならではの対策を聞いた。

3月からピーク…2018年の花粉飛散量は多い?少ない?

日本気象協会の発表によると、東北から近畿、四国地方までの広い範囲で、スギ花粉の飛散量が昨年を大きく上回るという。一方、ウェザーニュースは昨年12月、関東地方について平年を大きく下回る飛散量で昨年と比べても少ない見通しを発表。花粉症に苦しむ人にとっては「どっち?」と混乱しそうではあるが、すでにスギ花粉前線は東北地方まで北上しており、3月になって本州各地で花粉の飛散が本格化している待ったなしの状況には間違いなさそうだ。

自身もゴルフが大好きという「おぎわら耳鼻咽喉科クリニック」(東京都葛飾区)の荻原一郎院長は、「花粉症患者のうち7割はスギ花粉だけでなくヒノキ花粉のアレルギーを持っていると言われています。いよいよスギ花粉のピークを迎えようとしていますが、ヒノキ花粉の飛散が終わる5月の連休頃までの対策を考えることをお勧めします」。まずは、最高の気候でゴルフを心から楽しむために、根気強い対策の必要性を強調した。

ゴルフ場にはどんな花粉が飛んでいる?

スギやヒノキはゴルフ場のコース脇に植えられていることも多く、スギ林から遠いゴルフ場を探そうとしている人もいるかもしれない。荻原院長は、「花粉は風に乗って数十km以上飛散しますので、もちろんほとんどのゴルフ場に飛んでいます。また、ゴルフ場には芝生があるので、5月になるとイネ科の雑草であるカモガヤの花粉も飛散します。スギ花粉は大丈夫という方でも、この花粉に限って症状が出る方もいますので油断はできません」と話す。

そもそも花粉症ってなんですか?

「花粉が目、鼻、口などから体内に入り込み、粘膜に吸着してアレルギー反応を起こすことで発症します。症状は、目のかゆみや充血、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどのかゆみや違和感など。花粉が気管支まで達すると『アレルギー性気管支炎』を発症し、咳が出たりすることもあります」(荻原院長)。アレルギー反応は、花粉に限らず、原因物質がさまざま。症状が重い人もほとんどない人もいるので、なかなか第三者に辛さを理解してもらえないところも、実はツラさを加速している部分がある。症状を重くしない対策がとにかく大切だ。

ゴルファーの花粉対策(1)情報チェック

荻原院長が真っ先に挙げたのは、「花粉を体内に取り込まないということが最も重要」という対策だった。特に「今は事前に様々なサイトでピンポイントに花粉情報をゲットすることで飛散量に合わせて備えることができる」ということは意識しておいて損がない。プレー先の花粉情報を必ず確認しよう。

ゴルファーの花粉対策(2)マスク&メガネ

プロゴルファーの中にも、この季節になると、マスクやサングラスを装着してプレーする選手がいる。「もちろんマスクやメガネは有効です。メガネは普通のものでも花粉を50~60%は防ぐことができますので、普段コンタクトレンズの方もラウンド中はメガネにするか、ゴーグルやサングラスなどを装着するのがいいでしょう」と荻原院長。

ゴルファーの花粉対策(3)クリーム&スプレー

プレー中にマスクが邪魔!という人には、ドラッグストアなどで最近、イオンで花粉をブロックすることをうたうクリームやスプレー製品なども市販されている。荻原院長は「ご自分で『効果あり』と思うものは何でもやってみましょう。様々な対策をして、なるべく花粉と接さない状況を作ることが大切です」と話す。

ゴルファーの花粉対策(4)ゴルフウェア

さらに、荻原院長が言及したのは「ゴルフウェアは花粉が付着しづらい素材のものを選びましょう。とくに襟元にファーがついているものなどは花粉が多く付着しますのでおすすめできません」という注意。「クラブハウスに戻る前にウェアについた花粉は払い落としましょう。シューズをきれいにするエアークリーナーを使って吹き飛ばすのもありですね」。帰宅時に花粉を自宅に持ち帰らないよう、必ず入浴やシャワーで頭髪などに付着した花粉はきれいに洗い流しておきたい。

ゴルファーの花粉対策(5)目薬&内服薬

鼻水ばかりでなく、目の我慢できないかゆみは、プレーへの集中力を損ないがち。荻原院長によると、「点眼薬(目薬)は必ず家を出る前に使用し、コースにも持っていく」ことが大事だという。「もちろんアレルギー症状をおさえる内服薬も効果的ですので、主治医と相談してご自分にあったお薬を見つけてください。車を運転してコースに向かう際は、なるべく眠気の少ないお薬にしましょう」。また、荻原院長は「プレー前日やプレー中にアルコールを取りすぎると、鼻粘膜が花粉を取り込みやすくなりますのでほどほどに」と注意を呼び掛ける。プレー同様、万全の準備が楽しいゴルフのカギを握ることになるのだ。

ゴルファーの花粉対策(6)最新治療事情

荻原院長によると、耳鼻咽喉科でも「いまの主な花粉症治療はスプレー(点鼻薬)です。鼻の粘膜にバリアを張ってくれるので炎症を抑えるほか、そもそもの鼻からの花粉の取り込みを予防する」と、まずは花粉をなるべく体内に入れないことを優先しているようだ。ほかに、レーザーで鼻の粘膜を焼く治療法もあるが、「もともとの粘膜の働きをそこなうこともある」(荻原院長)とか。また、最近では「舌下免疫療法(ぜっかめんえきりょうほう)」という長期にわたる治療法も注目を集めているという。

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おぎわら耳鼻咽喉科クリニック 荻原一郎 院長 プロフィール

生まれ育った葛飾柴又で「病気を診ずして、病人を診よ」の精神を胸に、耳鼻咽喉科医として地域医療に貢献している。医師としてだけではなく、中学時代から続けている剣道(7段)を通じて、地域の子供たちとも交流を深める。ゴルフは平均スコア80台の腕前で、千葉や茨城を中心にゴルフ仲間と月に3~4回ラウンドする。奥様ともども「宍戸ヒルズカントリークラブ」と「取手国際ゴルフ倶楽部」のメンバーだという大のゴルフ好き。

【略歴】
・1985年 東京慈恵会医科大学卒業
・1985~93年
東京慈恵会医科大学付属病院 耳鼻咽喉科入局
本院・第三・青戸・柏病院 勤務
太田綜合病院(福島県郡山市)
富士市立病院(静岡県富士市)
麻酔科研修 (東京慈恵会医科大学付属 柏病院)
・1994年 おぎわら耳鼻咽喉科クリニック開院

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