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今回のテーマはプライベートジェットの相乗り事情~覆面ツアープロの報告

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プライベートジェットの相乗り事情~覆面ツアープロの報告

私は大家族で育ったから、休暇で行くのはいつだって車で行ける場所だった。両親には家族全員の往復航空券を買う余裕はなかったのだ。初めて飛行機に乗ったのは高校の時で、葬儀に向かうためだった。航空会社の料金割引を得るため、父が死亡証明書の取得に長い手続きを強いられていたのを覚えている。

プロとしてのキャリアを積み始めた頃、私は他の乗客と同じように飛行機の遅延を待った。マンデートーナメントで落ちた時は、目をまっ赤にして飛行機が飛ぶまで丸まって待っていたものだ。

前置きはこれくらいにしよう。これから話すのはプライベートジェットについてだが、そう聞いてもほとんどの人がぴんと来ないかもしれない。我々ツアープロはプライベートジェットを相乗りするケースがあり、それが他のゴルファーのことを知るうえで素晴らしい機会となるのだ。

大会の間、我々はみんな「戦闘モード」に入っている。コース上は我々が競い合う舞台であり、コース外もある種の舞台と化す。クラブハウスやホテルの周辺、夕食の場など、スポンサーや取引メーカーの人間たちが過密スケジュールの合間を縫って近づいてくる。

他の選手たちと触れ合う場もあるが、大抵は強制的な状況のなかでのこととなる。例えば、2人ともマイクがつけられていて、周囲が自分たちを撮影しているといった状況だ。

しかしながら、自分とその選手が雲の上で上質のレザーチェアに腰掛け、飲み物を楽しんでいるのであれば、それ以上の状況は望めないだろう。よそ行きの表情の裏にある、相手の真の人柄を知る最高のチャンスだからだ。そうした人柄は、そうでもしなければ知り得なかったかもしれないからね。

アリゾナ州ツーソン郊外で行われた、ある年の「WGCマッチプレー」での話だ。勝ち残りのトーナメント方式で、私は序盤で敗退してしまった。試合後に対戦相手と握手をするや否や、パターをバッグにしまうよりも先に携帯電話を取り出し、多くの選手を相手にフライトの手配を行っている男を呼び出した。

その男はすぐに私を帰宅させてくれるのかというと、10時間以上前にフライトを予約すれば、こちらが条件を決められる取り決めになっている。それより後の場合は、利用可能なものから選ぶしかない。大体1時間あたり5000ドルのレートなので、できるだけ多くの人とシェアした方がいいのは言うまでもない。

ある日の午後、私に与えられた唯一の選択肢は「ライダーカップ」欧州代表チームのとあるゴルファーとの相乗りだった。私が米国人だからか、あるいは自分と性格が合わないと思い込んでいたからなのか、それまでその男とはほとんど会話を交わしたことがなかった。

それにしてもあんなに大笑いをしたことはなかったよ。彼がなんとも面白くて、誠実な英国人であるかが分かったのだ。我々の子供たちは同じ年頃だった。今でも大会で顔を合わせると、お互いに暖かい挨拶を交わしている。

選手が他の人の便乗を拒否することはよくある訳だが、そこにはもっともな理由があるものだ。大金を払って、とにかく眠りたいというときに、生まれたての赤ん坊やペットを連れ込む人、あるいは大騒ぎをする団体との同乗は、勘弁してもらいたいと思うだろう。

確かに手配する側の人間にしてみれば、チェスゲームのようなものだとは思う。誰がキャディや取り巻きの同乗を認めているのか、コンスタントに情報を更新しなければならない。さらに選手同士の仲が良いかということにも気を配らなくてはならない。おまけに日曜のティタイムを踏まえて、費用効率よくみんなを家に帰すか、あるいは次の大会の会場まで送り届けなければならないのだから。

その上、航空会社がスポンサーについている選手には優先権があるのだ。ちなみに私は「NetJets」と「Wheels Up」を利用しているが、このうち一社のロゴは自分のゴルフシャツのすべてに縫い付けられている。こうしておくと、相乗りの際に融通がききやすくなるから便利なのだ。

中には移動手配の詳細をマネージャーに任せている選手もいるが、私は自分で全てを把握しておきたいのである。例えば金曜にラウンドをしていて、予選落ちの可能性が高い場合、マネージャーをロープ際まで呼び出してフライトを調整するように指示を出す。彼を予想をさせる立場に置きたくないのだよ。もしバーディが来始めて予選を通過したとしても、何ら問題はない。相乗りのフライトをキャンセルしたところで、私がペナルティを受けることはないからね。

先日の「プレジデンツカップ」への道中、パトリック・リード松山英樹がニューヨークまでのフライトで相乗りをしたと聞いたよ。彼らの仲が悪いとは聞いていないが、タイミングを考えると静かなフライトになったのは間違いないだろうね。

聞き手:マックス・アドラー
(米国ゴルフダイジェスト誌 2018年2月号掲載)

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