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今回のテーマはダスティン・ジョンソンによる「世界No.1の練習法」

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ダスティン・ジョンソンによる「世界No.1の練習法」

多くの人が質の高い練習について誤解をしている。練習レンジへ行き、何時間もひたすらボールを打つことに価値があると思っている。集中することなく間違った練習をしていると、実際には自分のゴルフを駄目にしてしまうんだ。僕はそんなに長い時間集中できないし、すぐに飽きてしまう。だから集中力が切れたと感じたらすぐにラウンドをしに行くか、レンジを立ち去ることにしている。君たちも同じようにすべきだね。

練習とウォームアップの違いも理解しなければならない。僕が言いたいのは、これから18ホールをプレーする前なのか、あるいは自分のゴルフの課題に取り組みたいのか、その状況によって方法が異なるということ。では、それぞれのケースで僕がやっていることを説明しよう。

日常の練習

僕が自宅で過ごす時は、練習よりもラウンドをしていることの方が多い。練習をする際はほとんどウェッジを打っている。その後はパットとチップショットの練習をするんだ。ショートゲームがどれだけ重要かなんて、改めて言う必要はないよね。長いクラブに関して言えば、ウェッジ以外のアイアンはそれぞれの番手を数球ずつ、3番ウッドとドライバーも数球打つぐらいだね。長く練習するくらいならラウンドをしに行く。練習時間が2時間あったとしても、僕はその時間の全てを練習レンジでは使わないだろう。

何か特定の課題に取り組んでいて、有意義な練習をしたいのであれば、なおのことコースへ出てプレーした方がいい。コースではティから何球か打ち、グリーンへも何球か打って、グリーン回りからのチップショットも数球打つ。全ショットを、実際のプレーに反映させたい技を意識して集中して打つんだ。練習レンジでやみくもに打つよりも、はるかにいい方法だよ。考えてみてほしいのだけど、単純に練習レンジでフラッグを狙っているだけでは、そのフラッグに対して打つことしか習得できないんだ。これはあまり役に立たない。それに練習レンジでは一定の場所からしか打てないし、視点は常に同じだよね。実際にコースへ出ると視点は毎回変わる。それこそ競技ラウンドの試合勘を得ることができるんだ。

このシーズンオフに僕が取り組んだのは、ほぼ毎回フェードで打つようにスイングを戻すことだった。昨年の「マスターズ」の直前に負った背中のケガから復帰した後、特にアイアンでフェードを打つのに苦労したんだ。でもシーズンの真っ只中だったから、「プレジデンツカップ」が終わるまで練習に取り組む時間が作れなかった。今は以前よりセットアップに注意して、ダウンスイングからインパクトにかけてクラブフェースをオープンにしている。

パッティングストロークにも取り組んでいる。僕にはスライスさせるように、過度に左に出してしまう癖があったんだ。今はボールの近くに立つことで、これを防止するようにしている。

練習ルーティンに話を戻そう。僕は今、4本のウェッジを使っていて、練習時間の8割をウェッジのショットに充てている。それぞれのウェッジでハーフショット、スリークォーターショット、フルショット、最大飛距離と、4種類の距離を打ち分けるんだ。飛距離のコントロールに心血を注ぐのだけど、こういう練習は自信を積み上げることができる。スコアを良くしたいなら、最も効果的で役立つショットの練習をしないといけない。

ラウンド前のウォームアップ

僕はほかの選手たちよりも少し時間をかけてウォームアップする。なぜかと言うと、必要に駆られると一日中忙しく動き続けてしまうから。それは自分のゴルフにとって良くない。だからティオフの2時間前にはコースに着きたいんだ。到着したら最初にジムへ行き、バイクに乗ったり、ストレッチなどの運動をする。

その後、ティオフの1時間以上前に練習エリアに行く。コースにちゃんとしたショートゲームの練習エリアがあればバンカーショットやチップショットを打つけれど、ない場合はそれをスキップして10分から15分ほどパッティングに集中する。パッティングで何か課題を持っている場合は、それをラウンドで実践するために練習をするんだ。

それが終わると、練習レンジに行く。ここでも僕はほとんどをウェッジのショットに費やし、ハーフ、スリークォーター、フルといった、いつものルーティンで練習する。それ以外には8番アイアン、6番アイアン、4番アイアン、3番ウッド、ドライバーで5球ずつ打つけれど、ドライバーは5球も打たないこともあるね。

それから最初のティグラウンドで自分はどうしたいかを考える。いいスタートを切るのは重要だからね。1番ティを思い浮かべて、そこで打ちたいショットを練習でも打つんだ。次に第2打を想定してアイアンで何球か打ち、練習グリーンへ戻ってパットのライン読みとタッチの練習をする。僕は大体自分でライン読みをするから、グリーンがどれだけ速いのか、しっかり把握しておきたいんだ。これが最後にすることだね。

僕のルーティンがツアーの他の選手より必ずしも優れているわけではない。ただ、もし僕と同じような練習をすれば、ラウンドの準備時間をより有意義に過ごすことができるはずさ。

聞き手:ロン・カスプリスキ
(米国ゴルフダイジェスト誌 2018年3月号掲載)

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