ジョン・ラームのヒント「スコアメイクはドライバーショットから」
パー4のなかには、3番ウッドや4番アイアンでティショットを打つ方が理に適っているホールもあるけれど、僕がドライバー以外のクラブを使うことはまれなんだ。ドライバーの方が心地良くプレーできるからね。セカンドショットをフェアウェイからミドルアイアンで打つよりも、目一杯ドライバーで飛ばして、ラフからウェッジを手にする方を僕は好む。
ドライバーの打ち方はいたってシンプルだよ。バックスイングで体重を乗せた上で、できるだけ多くのパワーを作り出すため、ダウンスイングで地面の力を使う。両脚と胴体がほぼ全ての仕事をする小さくて速いスイングだから、間違いが起こる余地が少ないんだ。
僕と同じように、できる限りドライバーを使いたいという人は多くいると思う。スイングを単純化して、ドライバーをスコアメイクで最も効果的なクラブにするためのヒントを教えるよ。
両手をスイングの意識から外す
バックスイングの位置(画像上)は、僕にとってのチェックポイントになっている。ターゲットラインの内側にクラブヘッドを引き上げないように気をつけているんだ。そういう風にクラブをテークバックしてしまうと、飛距離と精度がひどく落ちてしまうし、もし手の動きに気を取られれば、ろくなドライブは打てないはずだ。
胴体と両腕、そしてクラブを同時に後方へ動かす。それを右腰で感じられれば、バックスイングがうまく出来ている証しになる。僕にとってはそれが要点なんだ。右腰に体重を乗せたいんだよ。そうしないと、左足に体重が残る“スタック・アンド・ティルト打法”みたいな感じになる。それでは飛距離は出せない。そうではなく、僕は右足の内側と太腿に体重を感じたいんだ。その位置に収まれば、ダウンスイングの準備は完了だ。
下へ押し込み強くターン
ダウンスイングの始動では、僕は両脚で地面を押し込もうとしている。そうすることで強くターンして、腰と上体を残すことができる。こうすると、クラブがちょうど最高のインパクト位置に引っ張られるような感じがするんだ。ここでも僕は手でボールを打とうとはしない。覚えておいてほしい。インパクト後もターンし続けなくてはならないんだ(画像上)。
僕はボディローテーションで、ボールに向かってクラブを思い切り振り抜くように感じている。言い換えれば、これ以上は回れないというところまで体を止めてはいけないんだ。こうすることで、クラブフェースからソリッドに放たれる感じのフェードが打てる。左を狙い、左へ強振するように考えている、と言ってもいいかもしれない。こうすれば、ドライバーショットは大きく飛ぶはずさ。あとはウェッジを持って、バーディを狙いに行くだけだ。(ジョン・ラーム)
聞き手:ロン・カスプリスキ
(米国ゴルフダイジェスト誌 2018年10月号掲載)
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