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今回のテーマはゴルフ界の偉い人たちの報酬って?

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ゴルフ界の偉い人たちの報酬って?

2018/12/13

各ゴルフ協会の重役報酬リスト

■PGAツアー ※役職,氏名,報酬
コミッショナー(当時) ティム・フィンチェム 5,802,230ドル(約6億5800万円)
副局長(現コミッショナー) ジェイ・モナハン 3,632,120ドル(約4億1200万円)

■PGA of America/全米プロゴルフ協会
最高経営責任者(当時) ピート・バベクア 2,203,738ドル(約2億5000万円)

■USGA/全米ゴルフ協会
事務局長兼CEO マイク・デービス 940,146ドル(約1億700万円)
最高商務責任者(当時) サラ・ハーシュランド 584,026ドル(約6600万円)

■LPGAツアー/全米女子プロゴルフ協会
コミッショナー マイク・ワン 1,126,930ドル(約1億2800万円)

■全米ジュニアゴルフ協会
事務局長 スティーブン・ハンブリン 504,725ドル(約5700万円)

■NGF/全米ゴルフ財団
会長兼CEO ジョセフ・ベディツ 448,846ドル(約5100万円)

■WGF/世界ゴルフ財団
ザ・ファースト・ティ最高経営責任者(当時) ジョー・L・バローJr. 671,678ドル(約7600万円)
世界ゴルフ財団会長兼CEO スティーブン・モナ 503,674ドル(約5700万円)

■GCSAA/全米ゴルフコース管理者協会
CEO J.レット・エバンス 451,913ドル(約5100万円)

※USGAのみ2015年、その他はすべて2016年の報酬額で、各協会による納税申告書に基づく。

このリストを見て、まず最初に多くの人が感じるのは、全体的な金額の大きさについてだろう。これらは非営利団体だったのではないのか?2つ目に気になるのは、PGAツアーの幹部と、その他の協会の幹部の給料の格差ということになるだろう。最近引退したPGAツアーコミッショナーのティム・フィンチェムは、USGA(全米ゴルフ協会)事務局長のマイク・デービスの6倍の給料をもらっていたのである。背景がわかれば、これらの数字は道理にかなうのだが、それでも我々は少しばかり嫉妬することを許されるだろう。

覚えておかなければならない要素のひとつは、非営利団体とは言っても、たとえそれが聖人のような人物により高徳な理由で設立された団体であれ、幹部の年俸を基本給の何倍にも相当する株式と、ストック・オプションでまかなっている民間セクターと競争しなければならないということである。

たとえばPGA of America(全米プロゴルフ協会)の最高責任者だったピート・バベクアは、7月にNBCスポーツグループが新たな役職を設けた際、民間セクターへと移籍した。バベクアは今後、同グループの地域ネットワークの番組構成、マーケティング、デジタル部門、そしてゴルフチャンネルを含むNBC全体のゴルフ関連オペレーションを監督することになる。おそらくバベクアは、金銭的な理由のみで移籍を決断したのではないだろうが、彼の給料はPGA of Americaで得ていた220万3738ドル(約2億5000万円)を上回ると目されているのだ。

同じく7月、USGAの最高商務責任者だったサラ・ハーシュランドも去った。彼女は移籍先は非営利団体だが、新たに就く米国オリンピック委員会のCEOというポストはより注目度が高い。最近明らかになった性的虐待スキャンダルにより失墜した委員会のイメージ更生という魅力的な挑戦が待っている。

規模の小さいものを除く全ての非営利団体は、役員、幹部、主要職員の報酬率をどのように決定したのか、国税庁に報告することが義務づけられている。規模の大きな非営利団体のほとんどは、報酬委員会を設置し、このために外部のコンサルタントを雇っている。ここでカギとなる基準は、同種の非営利団体の役員が得ている平均給料であり、このリストはガイドスターや経済研究所といった、非営利団体を追跡している組織から入手できる。役員報酬が、特に増額方向に平均から大きく逸脱していると、国税庁や監視機関から警告を受けることになるのだ。

どの非営利団体が、主要ゴルフ協会に“最も似ているのか”を決定するのは感覚の問題だが、ゴルフ界トップの報酬が異常であると示すものは何もない。例えば全米テニス協会の報酬額上位2名の役員は、USGAのデービスが稼いだ94万146ドル(約1億700万円)と比べると、それぞれ39パーセント、そして9パーセント多い報酬を得ている。

全米ジュニアゴルフ協会事務局長のスティーブン・ハンブリンは、2016年に50万4725ドル(約5700万円)の報酬を受け取っているが、これは法人であるリトルリーグ・ベースボールの最高責任者、スティーブン・キーナーが稼いだ51万3460ドル(約5800万円)とほぼ同額だ。

同様に、リストにあるその他の非営利団体にしても、トップの役員が得ているサラリーは標準の範囲に収まっている。NGF(全米ゴルフ財団)、WGF(世界ゴルフ財団)、GCSAA(全米ゴルフコース管理者協会)は、それぞれの構成員(NGFはゴルフビジネス、WGFは全世界のゴルフ業界と主要ゴルフ協会、GCSAAはゴルフコースの管理者)をサポートし、ロビー活動するために作られた同業組合とみなすことができる。全米不動産協会や全米農業会連合といった、比較対象となる非営利団体でもリーダーに対し、この3つの団体と似たような額の報酬を支払っている。

この規模の組織を運営することは簡単ではない。たとえばUSGAでは、340人のフルタイム職員が働いており、収益はざっと2億ドル(約226億円)となる。毎年13の大会の主催に加え、博物館や用具試験センターの運営、R&Aとの共同作業による世界的なゴルフルールの管理、コンピューターによるハンディキャップ及びコースレートの管理、さらには環境に優しいゴルフコース管理の促進活動を行っている。

デービスはその全てを担当している。この夏シネコックで開催された「全米オープン」3日目のコースコンディションがあまりに厳し過ぎたことで騒動が巻き起こったときのように、ひとたび何か問題が持ち上がれば、その責任を一手に引き受けるのである。なお、デービスはコース設定に関して、個人的に監督をしていた。

では、デービスらゴルフ界の非営利団体のトップが、その仕事に見合う報酬を得ているのだとすると、なぜPGAツアーの幹部だけその報酬額に大きな開きがあるのだろうか。それは主に、事実上ツアーが同業組合ではなく、エンターテインメントビジネスのように機能しているからである。

PGAツアーが非営利団体であるのは、組織自体やオーナー、株主のために利益を出すべく存在しているのではなく、そのメンバーや、一般的にツアープロと呼ばれる個人事業主たちのための機会を管理、サポートし、さらに作り出すことを主な目的としているからだ(PGAツアーは世界中で6ツアーを運営しており、これにはPGAツアーチャンピオンズ、Web.comツアー、PGAツアーラテンアメリカも含まれる)。

ツアーと標準的な同業組合の違いは、不動産仲介業者や農家が独立してビジネスを設立し、運営しているのに対し、ツアープロたちは主にPGAツアーが組織したり認可したり、あるいは時として直接運営する大会で金銭を稼いでいる点である。言い換えれば、PGAツアーはスポーツリーグであり、他のスポーツリーグや世間一般のエンターテインメント業界との厳しい競合にさらされているのだ。

幹部には世界的な放映権の交渉、大企業との複数年スポンサー契約の締結、毎週開催され何千というファンが足を運ぶ大会のロジスティクスを監督する地方組織の特定、そして絶え間なくプロフェッショナルのゲームに対する興味を刺激し、有名アスリートたちのエゴを手なずける手腕が必要とされる。

しかし、競合するライバルスポーツのコミッショナーたちと比較すると、PGAツアーコミッショナーだったフィンチェムが2016年に得た580万2230ドル(約6億5800万円)という報酬は控え目なものだった(2017年1月にフィンチェムはジェイ・モナハンにコミッショナーの職を譲った)。

NFL(ナショナル・フットボール・リーグ)コミッショナーであるロジャー・グッデルの基本年俸はおよそ2000万ドルにものぼり、インセンティブを加えると、良い年であれば報酬は基本年俸の2倍になることもある。NBA(ナショナル・バスケットボール・アソシエーション)コミッショナーのアダム・シルバーは、このほど契約を2023-24シーズンまで延長した。金銭的条件は公にされていないが、彼の前任者であるデビッド・スターンは、毎年2000万ドル稼いでいたと言われている。

長きにわたりNHL(ナショナル・ホッケー・リーグ)コミッショナーを務めているゲーリー・ベットマンでさえ、報道によると、かつてのフィンチェム、そして今のモナハンより400万ドルほど多くの報酬を得ている。仮にフィンチェムがツアープレーヤーだったとすると、2016年の稼ぎは賞金ランキングでロリー・マキロイの一つ前の4位にランクインする。しかし、彼がコース外の副業で稼ぐことのできるポテンシャルは、マキロイや他のセレブリティプレーヤーと比較すると、微々たるものだ。

LPGAツアー(全米女子プロゴルフ協会)も非営利団体として運営されるスポーツリーグであるが、予算規模は比較的小さく、コミッショナーであるマイク・ワンの相対的に少ない年俸も説明がつく。

USGAとPGA of Americaも大会を運営しており、これには著しく利益率の高いメジャーである「全米オープン」と「全米プロゴルフ選手権」が含まれる。しかし、USGAやPGA of Americaの主要任務は、参加する選手たちの稼げる可能性を増進させることではなく、“ゴルフというゲームの真の精神を奨励し、守り続けること”(USGA)であり、“クラブやティーチングプロの手助けをすること”(PGA of America)なのである。それゆえ「全米オープン」や「全米プロゴルフ選手権」の利益は、こうした目的に振り分けられるのだ。

もし議論をしたいのであれば、時として一流コーチやアスレチック・ディレクターが、大学の学長の何倍も稼いでいる可能性のある大学スポーツについて考えてみるといい。そこでも、市場による価格付けは正しく行われているかもしれないが、興味深い議論のベースとなるかもしれない。

文:ジョン・ポール・ニューポート
(米国ゴルフダイジェスト誌 2018年10月号掲載)

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