ゴルフクラブABC

今さら聞けない「ピン、マレット、ネオマレットの違いは?」パターのヘッド形状について教えて

2023/08/02 20:00

【アマチュアSさんの“今さら聞けない”】
パターのヘッド形状にはいろいろありますが、その種類とそれぞれの特性や選び方を教えてください。

ヘッド形状は大きく分けると3種類

今回はスコアの4割を占める、とっても大切なパターです

【たけちゃん'sアンサー】
世に出回っているパターのヘッド形状は多種多様ですが、大きく分けると「ピンタイプ」「マレットタイプ」「ネオマレットタイプ」があります。「L字タイプ」も存在しますが、操作性が高く扱うのが難しいこともあり最近は少なくなっています。

パターの代表的な形状がピンタイプで、松山英樹選手や渋野日向子選手らプロにも愛用者が多く、ヘッドの幅が一番狭いモデルです。基本的にはフェースを開いて閉じるように扱い、大きめのアーク(弧)を描きやすいのが特徴です。

マレットタイプは後方が丸くふくらんだような形状で、ネオマレットタイプは大型マレットとも呼ばれ、大型パターの総称となります。いずれも小さなアークで狙った方向に対して真っすぐストロークをしやすいという特性があります。

「エイミング」って知ってる?

左から、ピン、マレット、ネオマレット

自分が気持ちよくストローク出来るという要素は、パット数を減らす大きな要因となります。特にパターは、見た目の好みやフィーリングで選ぶゴルファーは多いでしょう。

ですが、ヘッド形状によって「エイミング」に違いがあり、向いている方向に影響が出ます。その辺りの知識を持っておくと、さらに選び方が変わってくるかもしれません。例えばヘッド幅が短いピンタイプは人間の視覚的に左方向を向きやすく、ヘッド幅が長いマレットやネオマレットは右方向を向きやすいという特性があります。

ですから、ピンタイプを使って左に外すことが多い人は、マレットやネオマレットに替えてみる。また、マレットやネオマレットを使って右に外すことが多い人は、ピンタイプに替えてみるというのもひとつの手かもしれません。

パターもフィッティングしてみよう

松山英樹は長年ピンタイプを愛用(※画像は2023年全米オープン3日目)

しかし、パットが入らなかったときに大抵のゴルファーは、自分が構えた方向を疑わず、打ち方やストロークを修正しようとします。実際は狙った方向に対して真っすぐに構えられていないケースも多いです。それではどんなにいいストロークをしてもカップインさせるのは難しいですよね。

自分が真っすぐ構えられているか気になる方は、パターフィッティングなどでエイミングを確認することをお勧めします。私のパターフィッティングでも、ひどい場合はたった1mの距離でカップを外して構えてしまっている方もいたぐらいです。

スコアメークに重要なパットをおろそかにしてスコアアップは望めません。ぜひ一度専門家に診てもらいましょう!

たけちゃんの1分動画解説

■ゴルフクラブABCとは
巷には様々なゴルフクラブがあふれ、自分にぴったりの一本を見つけるのは至難の業。そもそもクラブを選ぶにも難しい用語が多く、深く知ることを敬遠している人も多いのではないか。そこでクラブ選びに役立つ「基礎中の基礎=“ゴルフクラブのABC”」を、全国から“患者”が訪れるというすご腕クラブフィッターたけちゃんに分かりやすく教えてもらう。

■ たけちゃん プロフィール

香川県丸亀市で「ゴルフショップイシイ」を営むクラブフィッター。フィッター界の第一人者、浅谷理氏に師事し、クラブ&パターフィッター、TPIインストラクター、ゴルフラボ公認エンジニアの資格を持つ。ゴルフはHDCP「9.9」の腕前だが、自身のプレーより他人のクラブを“診る”ことに喜びを感じる。出演する「ズバババGOLF」のYouTubeでは軽快なトークで人気を集める。