打感が良くて球が上がる中空モデル オノフ フォージド アイアン 黒
【ミヤG】
オノフ「黒シリーズ」の新しいアイアンは、ヘッドが中空構造になりました。そのおかげで、バックフェースはすっきりとしたデザイン。ヘッドサイズは少し大きめでトップブレードも厚めですが、エッジが立っていてシャープな雰囲気もあります。
【ツルさん】
今年、初優勝を果たした浅地洋佑プロが使っているアイアンなんですよ。アスリート向けのアイアンとしては、かなり寛容性の高いモデルになっているようです。さっそく試打して確かめてみましょう!
【ミヤG】
打ってみると直進性が高くて、とてもやさしく打てました。中空構造なので弾き系の打感なのかと思いきや、意外と打感もやわらかい。インパクトでボールを押せているような感覚があります。
【ツルさん】
振動吸収材は使われていないのですが、打感は心地いいですよね。4番から7番まではヘッドのトウ側に15gのタングステンウェイトが入っていて、重心位置をフェースセンターにする設計になっています。これによって慣性モーメントが高められているぶん、直進性が高くなっています。芯を外したときの距離の落ち込みも少なく、プロが使用するモデルとは思えないほど、やさしいです。
【ミヤG】
自分のアイアンよりもロフトが立っているのに、このアイアンのほうが打ち出し角は高かったです。そのうえ10yd以上も飛びました。
【ツルさん】
スピンがきちんと入って、ラクに高弾道が打てるのもこのアイアンの特徴です。ただし、近頃人気の“飛び系”ほどは飛びません。高く上がるので、いい意味で飛びすぎないです。ロフトピッチにも違和感がなく、番手ごとの距離を打ち分けやすいからプロにも使いやすいんだと思います。
【ミヤG】
毎回、安定した球を打てるのがイイですね。自分の買い替えの候補に入れたい!
【ツルさん】
ミヤGのようにアスリート向けのアイアンを使っている人で、今よりもう少し飛ばしたい人、直線的に打ちたい人には、ちょうどいい性能ですよね。セットのPWのロフト角が44度なので、セッティング的には、48度、52度、58度あたりの単品ウェッジを追加すると良さそうです。
■ 試打したクラブのスペック
グローブライド オノフ フォージド アイアン 黒
●番手(ロフト角):7番(32度)●シャフト:N.S.PRO モーダス3 ツアー 105 ●硬さ:S
■ マイクラブ情報
ミヤG:ミズノ MP-5 アイアン
●番手(ロフト角):7番(34度) ●シャフト:プロジェクト X ●硬さ:6.0(S+)
ツルさん:タイトリスト 718 AP2 アイアン
●番手(ロフト角):7番(33度) ●シャフト:ダイナミックゴールド 105 ●硬さ:S200
■ ミヤG プロフィール
1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。もともとはスライサーだったが、最近はドライバーもアイアンも強めのドローが持ち球。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はテーラーメイドのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは43m/sくらい。
■ ツルさん プロフィール
1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。