新製品レポート

ミートしやすく飛ばせるハイテク系 キャロウェイ マーベリック アイアン

2020/06/15 05:00
AIによって番手ごとに設計されたという「マーベリック アイアン」を試打

【ミヤG】
マーベリックシリーズには3種類のアイアンが用意されていて、性能的に中間に位置するのが「マーベリック アイアン」です。7番のロフト角が27度ですから、いわゆる飛び系のアイアンになりますね。

ヘッドはやや大きめのサイズで、トップブレードが厚い

【ツルさん】
3モデルのなかで、最もストロングロフト設定になっているのが「マーベリック アイアン」なんです。ヘッドが大きい「マーベリック MAX アイアン」のほうがウィークなロフト設定(7番で30度)になっているところに新鮮さを感じます(笑)。では、さっそくミヤGから試打をどうぞ!

【ミヤG】
セミラージサイズのヘッドは、構えるとまずトップブレードの厚さが目に付きます。それにソールの据わりのせいか、硬い地面にヘッドを置くとフェースが少し左を向くのが気になりますね。とはいえ、打ってみると、やはり簡単に飛ばせます! 自分が使っている5番アイアンより飛んでいるし、打ちやすいです。

【ツルさん】
キャロウェイのやさしいアイアンといえば、しっかりとオフセットが付いたグースネックになっているのが特徴ですが、「マーベリック アイアン」にも踏襲されています。実際に球をつかまえやすく、ミヤGが言うように飛距離性能はバツグン。打ちやすく感じるのは、7番で37インチという標準的な長さ設定になっているからだと思いますよ。

【ミヤG】
従来の7番のようにミートさせやすくて、なおかつ5番アイアン以上に飛ばせる…。それだけでけっこう魅力的な性能ですよね。ロフトが立っているわりに球がよく上がるし、弾道が強すぎるようには感じませんでした。このアイアンでラウンドしたら、スコアが良くなりそうな気がします。

【ツルさん】
ヘッドに内蔵されているウレタンのおかげで、打感も決して悪くありませんよね。あとは体感しにくい部分ですが、マーベリックシリーズのアイアンにはAIを使って開発した、モデル別、番手別のフェース設計が採用されています。芯でヒットしたときの反発性能もアップしているみたいですよ。

【ミヤG】
キャロウェイの最新テクノロジーが、このヘッドにぎっしりと詰め込まれているわけですね。ちなみに9番アイアンを打ってみたら、なんと150ydも飛びました(笑)。どの番手でもラクに2番手以上飛ばせるみたいです。

【ツルさん】
アイアンセットに入っているPWのロフトが41度なので、購入するなら同シリーズの単品ウェッジも一緒に使ったほうがいいでしょうね。AW(46度)、GW(51度)、SW(56度)が別売りで用意されています。飛ばしつつ、ミスを少なくしたい人にオススメしたいですね。

7番アイアンのやさしさや打ちやすさはそのままに、5番並みの飛距離が出せる

■ 試打したクラブのスペック

キャロウェイ マーベリック アイアン
●番手:7番(27度)●シャフト:N.S.PRO 950GH neo ●硬さ:S

■ マイクラブ情報

ミヤG:ミズノ MP-5 アイアン
●番手(ロフト角):7番(34度) ●シャフト:プロジェクト X ●硬さ:6.0(S+)

ツルさん:タイトリスト 718 AP2 アイアン
●番手(ロフト角):7番(33度) ●シャフト:ダイナミックゴールド 105 ●硬さ:S200

■ ミヤG プロフィール

1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。もともとはスライサーだったが、最近はドライバーもアイアンも強めのドローが持ち球。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はテーラーメイドのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは42~43m/sくらい。

■ ツルさん プロフィール

1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。

キャロウェイ
発売日:2020/02/07 参考価格: 132,000円