新製品レポート

振りやすさとミスヒット時の許容性が向上! ゼクシオ クロス アイアン(2021年)

2021/01/11 05:00
飛距離と直線性が追求されたぶっ飛び系「ゼクシオ クロス アイアン」を試打

【ミヤG】
ゼクシオ クロス アイアン」は、7番アイアンのロフト角が25度というぶっ飛び系のモデル。その二代目となる新作が登場しました。

【ツルさん】
チタンフェースや4ピース構造が採用されているところは前作と同じ。けれど、2021年モデルはフェース裏側下部のグルーブ(溝)が2重になっていて、フェース下部でのミスヒットに強くなっています。フェース面の高初速エリアは従来モデル比で122%に拡大しているそうですよ。

構えるとヘッド形状がキレイで構えやすい。ソール後部の張り出しはアイアン型ユーティリティのよう

【ミヤG】
ヘッドはかなり大きくて、ソール幅も広い。構えたときには、やはりソール部分の出っ張りが目に入ります。アイアン型ユーティリティみたいな7番アイアンです。

【ツルさん】
とはいえ、ヘッド形状はとてもキレイで構えやすいです。ユーティリティっぽいアイアンだと思えば、全然気にならないですよ(笑)。打ってみると、やはりよく飛ぶ!

【ミヤG】
前作もよく飛んでいたので、飛距離性能は前作と同等かな。でも、この新モデルのほうが振りやすくて打ちやすい。前作は、飛ぶけど振りにくい印象のクラブでした。

【ツルさん】
前作は、ヘッドのトウ側に搭載されているタングステンウェイトの重さを感じてしまって、そのせいで振りにくかったんですよね。新作ではそのウィークポイントが解消されていて、振り切りやすくなっています。直進性の高さは前作からキープされているし、リーディングエッジが刺さりにくくなっているのも好印象。いろんな部分が改善されていますね。

【ミヤG】
ラクに振り抜いて飛ばしたい人には、前作よりも新作を断然オススメします! 新しい「ゼクシオ クロス」には0番アイアン(ゼクシオ クロス #0 アイアン)が用意されていて、こちらも話題になっているクラブです。ロフト角は17度。ツルさん、打ってみてください。

ロフト角17度の「ゼクシオ クロス #0 アイアン」も登場

【ツルさん】
0番アイアンを地面から打つと、スピンが多めのドライバーみたいな弾道になりました。意外とやさしく打てちゃいます。とはいえ、さすがにポーンと球が高く上がる気配はなく、打ちこなすにはそれなりのヘッドスピードが必要です。「ゼクシオ クロス アイアン」の想定ユーザーからは離れてしまうけれど、コレはコレでおもしろい存在ですよ。ラインを出して打ちたい狭いホールのティショットなどで威力を発揮しそうです。

前作から振りやすさが大きく向上。アイアンでラクに飛ばしたいゴルファーに◎

■ 試打したクラブのスペック

ゼクシオ クロス アイアン(2021年)
●番手(ロフト角):7番(25度) ●シャフト:NSプロ 860GH DST for XXIO ●硬さ:S

■ マイクラブ情報

ミヤG:ミズノ MP-5 アイアン
●番手(ロフト角):7番(34度) ●シャフト:プロジェクト X ●硬さ:6.0(S+)

ツルさん:タイトリスト T100 アイアン
●番手(ロフト角):7番(33度) ●シャフト:AMT TOUR WHITE ●硬さ:S200

■ ミヤG プロフィール

1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。もともとはスライサーだったが、最近はドライバーもアイアンも強めのドローが持ち球。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はテーラーメイドのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは42~43m/sくらい。

■ ツルさん プロフィール

1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。

ダンロップ
発売日:2020/12/19 参考価格: 110,000円
ダンロップ
発売日:2020/12/19 参考価格: 41,800円