新製品レポート

振り抜きやすくてやさしい軟鉄鍛造 フォーティーン TB-5 フォージド アイアン

2021/01/25 05:00
ストイックな見た目ながら、やさしく打てるという「TB-5 フォージド アイアン」を試打

【ミヤG】
フォーティーンの新作アイアンは、「シアターブレード」と名付けられたヘッド形状が特徴的。バックフェース部には凹凸がほとんどありません。ヘッドサイズは大きめですが、マッスルバックのようにも見えるデザインです。

サイズはやや大きめだが、フォージドアイアンらしくスッキリとしたデザイン

【ツルさん】
ヘッド素材はS20C軟鉄鍛造で、正真正銘の単一素材のフォージドアイアンです。フェース部を手でつまんでみると、中央が薄く、周辺に向かって徐々に厚くなっているのが分かります。ヘッドのデザインはシンプルですが、これまでに見たことがないような面白い作りになっています。

【ミヤG】
打ってみると、すごく打感がいい! 重厚感があるというよりも、軽快に心地よく打っていけるフィーリングです。ヘッドが大きいわりに、球のつかまりがいいのも特徴かな。僕が打つと、少し引っかけ気味になることが多かったです。

【ツルさん】
打感がいいし、非常に振り抜きやすいアイアンですよね。カタログ値によると、標準スチールシャフト装着モデルでもスイングウェイトが「D0」という軽めの設定になっています。そのおかげで、スピードを出して振っていける感覚があるし、ヘッドをターンさせやすい。球をつかまえやすいのは、振り抜きの良さからくるものかも知れませんね。

【ミヤG】
7番のロフト角が30度なので、それなりに飛ばせるし、飛びすぎてしまうこともなさそう。トータルバランスに優れていて、多くのゴルファーに好まれそうな気がします。

【ツルさん】
やさしく飛ばせるアイアンというと、最近ではヘッドの慣性モーメントを高めたモデルが多くなりました。けれど、そういったアイアンを使うとヘッドを重く感じて振りにくかったり、球をつかまえきれなかったりする人もいるんですよね。

【ミヤG】
今どきのやさしいアイアンが苦手な人には、この「TB-5 フォージド」がハマりそうですね。スライサーにもオススメしたいです。

【ツルさん】
これまでにもフォーティーンは“やさしく打てる軟鉄鍛造アイアン”を数々生み出してきましたが、個人的にはこの「TB-5 フォージド」がいちばんの傑作だと思います。ドライバーのヘッドスピードが40m/s前後の人には最適です!

軟鉄による打感の良さに加えて、バランスの取れた飛距離性能とやさしさを持つ。シンプルなデザインもカッコいい

■ 試打したクラブのスペック

フォーティーン TB-5 フォージド アイアン
●番手(ロフト角):7番(30度) ●シャフト:FS-90i スチール ●硬さ:S

■ マイクラブ情報

ミヤG:ミズノ MP-5 アイアン
●番手(ロフト角):7番(34度) ●シャフト:プロジェクト X ●硬さ:6.0(S+)

ツルさん:タイトリスト T100 アイアン
●番手(ロフト角):7番(33度) ●シャフト:AMT TOUR WHITE ●硬さ:S200

■ ミヤG プロフィール

1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。もともとはスライサーだったが、最近はドライバーもアイアンも強めのドローが持ち球。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はテーラーメイドのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは42~43m/sくらい。

■ ツルさん プロフィール

1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。

フォーティーン
狼の皮をかぶった羊。
発売日:2020/11/06 参考価格: 121,000円