新製品レポート

打ちやすくなった高性能ブッ飛び系 キャロウェイ エピック MAX FAST アイアン

2021/07/19 05:00
エピックシリーズのぶっ飛び系アイアン「エピック MAX FAST」を試打

【ミヤG】
前回試打した「エピック MAX FAST ドライバー」に続いて、今回は同シリーズのアイアンです。こちらは7番アイアンのロフト角が26度という超ストロングロフトの設定。ブッ飛び系アイアンと言えますが、それほどヘッドは大きくないし、トップブレードも薄め。シャープな雰囲気のモデルになっています。

中空構造のヘッドは、ぶっ飛び系とは思えないほどスッキリとした見た目だ

【ツルさん】
ヘッドは中空構造になっていて、バックフェースのデザインはすっきり。カッコよく作られていますよね。ヘッドの内部にはキャロウェイのハイテク要素がぎっしりと詰め込まれていて、従来の「エピック FORGED STAR アイアン」の後継モデルにあたると思います。では、さっそくミヤGから試打をどうぞ!

【ミヤG】
やはり飛びますね~。驚いたのは、とても振り切りやすくて打ちやすいこと。試打クラブはカーボンシャフトのフレックスRだったので、頼りない感じで振り遅れるんじゃないかと思いましたが、気持ちよく打てちゃいました。

【ツルさん】
僕も打ちやすく感じました。まったりとしたしなり感がありつつ、「スパーン!」とフィニッシュまで振り抜いていけます。このフジクラ製のオリジナルシャフトは、かなり高性能だと思いますね。ヘッド性能も申し分ありません。ロフト角に対して打ち出しが高めに出るし、弾きのいいフェースでボールスピードが速いのに、打感もすこぶるいいです。

【ミヤG】
すっきりとした印象のヘッドですが、ミスヒットに強く、簡単に飛ばせちゃいます。僕が普段使っているアイアンセットの5番よりも飛びましたし、できればこの7番を単品で購入してクラブセッティングに加えたいぐらいです(笑)

【ツルさん】
残念ながら7番からの5本セット販売になっていますが、6番なら単品で購入できますよ。前作にあたる「エピック FORGED STAR」と異なるのは、AIを使って番手ごとに最適化したフラッシュフェースカップが採用されているところ。今回は7番しか試打していませんが、番手ごとの使いやすさも向上しているはずです。

【ミヤG】
なるほど、最新モデルはフェースも進化しているのですね。

【ツルさん】
細かいところを言うと、「エピック FORGED STAR」のカーボンシャフトモデルは7番で38インチでしたが、「エピック MAX FAST」は37.5インチになりました。クラブ長が短くなったことも打ちやすさに貢献しています。価格は高いですが、ブッ飛び系アイアンのなかでは最高峰の性能だと思います。

飛距離はもちろん、打感の良さや振りやすさも備えた完成度の高いぶっ飛び系アイアン

■ 試打したクラブのスペック

キャロウェイ エピック MAX FAST アイアン
●番手(ロフト角):7番(26度) ●シャフト:Speeder EVOLUTION for Callaway ●硬さ:R

■ マイクラブ情報

ミヤG:ミズノ MP-5 アイアン
●番手(ロフト角):7番(34度) ●シャフト:プロジェクト X ●硬さ:6.0(S+)

ツルさん:タイトリスト T100 アイアン
●番手(ロフト角):7番(33度) ●シャフト:ダイナミックゴールド AMT TOUR WHITE ●硬さ:S200

■ ミヤG プロフィール

1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。もともとはスライサーだったが、最近はドライバーもアイアンも強めのドローが持ち球。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はテーラーメイドのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは42~43m/sくらい。

■ ツルさん プロフィール

1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。ライフワークとして、日々ゴルフの最新情報を収集している。ドライバーのヘッドスピードは45m/s前後。たいていカラダのどこかしらの箇所が痛く、自由にスイングできないのが悩み。いつもスイング改造中。現在の持ち球は中弾道のフェード。

キャロウェイ
スタイリッシュな大型・中空ヘッドに飛びとやさしさの最先端技術を満載
発売日:2021/08/12 参考価格: 176,000円