新製品レポート

コンパクトなヘッドにハイテク搭載 キャロウェイ APEX TCB アイアン

2021/10/04 05:00
超コンパクトヘッドのツアーモデル「APEX TCB アイアン」を試打

【ミヤG】
キャロウェイのAPEXシリーズから「APEX TCB アイアン」が追加発売されました。「東京五輪」で金メダリストとなったザンダー・シャウフェレ、世界ランキング1位のジョン・ラーム、国内では石川遼プロも使っているツアーアイアンです。

構えると、いかにもツアープロが好みそうな超コンパクトヘッド。リーディングエッジに少し丸みがあり、ウェッジのような雰囲気だ

【ツルさん】
構えた瞬間に思わず「ちっちゃ!」と声を上げるぐらいにコンパクトなヘッドです(笑)。他社でいうと、ピンの「ブループリント アイアン」やテーラーメイドの「P730 アイアン」と同じくらいのサイズ感。トッププロたちは、こういうサイズのアイアンを好むんでしょうね。

【ミヤG】
もともと僕は小ぶりなアイアンが好きなので、この「APEX TCB」も雰囲気よく構えられます。バックフェースのデザインもカッコいい! ヘッドシェイプには全体的に丸みがあって、少しやさしそうには感じます。

【ツルさん】
リーディングエッジにも丸みがあって、ウェッジからの流れで作られているような印象を受けます。バックフェースのデザインからも分かるとおり、ヘッドの構造は先に発売された「X FORGED CB アイアン」と似ています。「APEX TCB」の小さなヘッドにもタングステンプレートが搭載されていて、内部にもタングステンを配置するなど、キャロウェイのハイテクが詰まっています。では、ミヤGから試打をどうぞ!

【ミヤG】
打ってみると、ヘッドが小ぶりなせいかスムーズに振り抜きやすく、ボールに当てやすい感覚がありました。打感もいいですね~♪

【ツルさん】
まず、打感の良さにビックリしました。ボディが軟鉄鍛造でフェースはステンレス、さらにタングステンまで内蔵している複合素材のヘッドなのに、単一素材の軟鉄鍛造アイアンと比べても遜色ないレベルの打感です。

【ミヤG】
ヘッドの操作性は、かなり良いです。僕はフッカーなので、操作性が良すぎて左へのミスがよく出ていましたが…。

【ツルさん】
まさにハイテクを駆使した次世代のツアーアイアンという感じ。他社のマッスルバックよりは少し寛容性があるかも知れないけれど、僕らのようなアマチュアのスキルレベルでは、そもそもこの小さいヘッドに負けてしまいます。いいアイアンですが、多くのアマチュアにとっては、「X FORGED CB」を選んだほうが良いスコアを出しやすいと思いますね。

複合素材ヘッドながら打感が秀逸。マッスルバックに比べれば寛容性が高いが、使いこなすにはかなりの技量が必要

■ 試打したクラブのスペック

キャロウェイ APEX TCB アイアン
●番手(ロフト角):7番(34度) ●シャフト:NSプロ モーダス3 ツアー 120 ●硬さ:S

■ マイクラブ情報

ミヤG:ミズノ MP-5 アイアン
●番手(ロフト角):7番(34度) ●シャフト:プロジェクト X ●硬さ:6.0(S+)

ツルさん:タイトリスト T100S アイアン(2020年)
●番手(ロフト角):7番(31度) ●シャフト:NSプロ モーダス3 ツアー 115 ●硬さ:X

■ ミヤG プロフィール

1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。もともとはスライサーだったが、最近はドライバーもアイアンも強めのドローが持ち球。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はテーラーメイドのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは42~43m/sくらい。

■ ツルさん プロフィール

1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中弾道のフェード。

キャロウェイ
メジャーを制したツアーモデル、 いよいよ待望の日本上陸!
発売日:2021/09/17 参考価格: 158,400円