見た目はマッスルの飛ばせる中空 ミズノプロ 225 アイアン
【ホッシー】
「ミズノプロ 225 アイアン」は、ヘッドが中空構造になっているのが特徴のモデル。外観デザインが兄弟モデルの「ミズノプロ 221 アイアン」と統一されていて、一見するとこちらの「ミズノプロ 225」もマッスルバックみたいな雰囲気。そのぐらいスッキリした印象を受ける中空アイアンです。
【ツルさん】
ネックからフェース部にかけてはクロムモリブデン鋼の一体成型。ボディ後部はステンレス、中空構造の底部にはタングステンが配置されています。ロフト設定は7番で30度。ロフト設定とフェースの弾きの良さで飛ばせるアイアンとして開発されているようです。では、打ってみましょう!
【ホッシー】
やっぱり、よく飛びますよ! ぶっ飛び系というわけではない、やりすぎ感のない飛距離性能がちょうどいい。僕はもともと中空アイアンが好きなのですが、この「ミズノプロ 225」はまさに僕の好きなタイプ。中空にしては打感がいいし、球もよく上がってくれます。
【ツルさん】
前回試打した「ミズノプロ 223」は、7番のロフト角が32度でしたよね。それに比べると「ミズノプロ 225」はロフト角が2度立っているし、フェースの弾き感もこちらのほうが強い。「ミズノプロ 223」よりも半番手以上の飛びを期待できます。
【ホッシー】
性能がちょうどいいところでまとまってくれている中空アイアンだと思いました。
【ツルさん】
ホッシーのようなヘッドスピードが速めのゴルファーや、中上級者にも受け入れられそうなヘッド性能に感じました。けれど、ちょっと悩ましいですね…。
【ホッシー】
どのあたりが悩ましいですか?
【ツルさん】
前回に試打した「ミズノプロ 223」のヘッド性能が、意外と安定感があって寛容性も高かったので、逆に中空構造ならではの「ミズノプロ 225」の良さを感じづらかったです。個人的には、打感も「ミズノプロ 223」のほうが良かったし、人にオススメするなら「ミズノプロ 223」の方になりそう。
【ホッシー】
でも、こちらの「ミズノプロ 225」のほうが飛ばせるし、中空ならではのマッスルバックのようなデザインも魅力的なんじゃないですか?
【ツルさん】
ホッシーの言うとおり、そこが「ミズノプロ 225」のいちばんの長所なんでしょうね。アイアンとしての性能は全然悪くないですし、ホッシーのような中空好きには「ミズノプロ 225」をオススメしますよ(笑)
■ 試打したクラブのスペック
ミズノプロ 225 アイアン
●番手(ロフト角):7番(30度) ●シャフト:ダイナミックゴールド 95 ●硬さ:S200
■ マイクラブ情報
ホッシー:ピン i500 アイアン
●番手(ロフト角):7番(29度) ●シャフト:ダイナミックゴールド 105 ●硬さ:R300
ツルさん:タイトリスト T100 アイアン(2019)
●番手(ロフト角):7番(33度) ●硬さ:AMT ツアーホワイト ●硬さ:S200
■ ホッシー プロフィール
1978年生まれのGDO編集部員。以前に「ゴルフガレージ」で店舗スタッフをしていた経験があり、過去のゴルフクラブ情報にも詳しい。ドライバーのヘッドスピードは46m/sとアマチュアゴルファーにしては飛ばし屋。けれど、球が左右に散らばるのが悩み。持ち球は低めのドロー、アイアンも低弾道。平均スコアは95くらい。
■ ツルさん プロフィール
1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。ライフワークとして、日々ゴルフの最新情報を収集している。ドライバーのヘッドスピードは45m/s前後。たいていカラダのどこかしらの箇所が痛く、自由にスイングできないのが悩み。いつもスイング改造中。現在の持ち球は中弾道のフェード。