新製品レポート

「MAX」よりも曲がらず高く上がる キャロウェイ ローグ ST MAX OS アイアン

2022/08/15 05:00
大きめヘッドでやさしさを追求した「ローグ ST MAX OS アイアン」を試打

【ホッシー】
ローグ ST MAX OS アイアン」は、スタンダードモデルの「ローグ ST MAX アイアン」よりもヘッドが大きくなっている(オーバーサイズ)モデルです。

大きなフェース、分厚いトップ、強めのグースがとにかくやさしい印象を与えてくれる

【ツルさん】
トップブレードがさらに厚くなっていて、グースの度合いも強くなっています。最近はすっきりとしたヘッド形状を維持しつつ、寛容性や飛距離を追求したモデルが多くなっていますが、そういうタイプではありません。見た目からして“簡単に打てそう”な安心感を与えてくれるモデルですね。

ホッシーの「ローグ ST MAX OS アイアン」試打データ

【ホッシー】
前回の「ローグ ST MAX」のときにも言ったのですが、ヘッド自体がかなりボッテリしていて、個人的に見た目は好みではないです。でも、打ってみてビックリ! このアイアンは直進性が本当にスゴイです!!!

ツルさんの「ローグ ST MAX OS アイアン」試打データ

【ツルさん】
曲げようと思って打っても、なかなか曲がらない。さすがにフェースが開いて当たると右方向には飛びますが、プッシュのミスで済む程度でスライスにはなりません。打点がブレるくらいのミスなら、方向性と飛距離をしっかりと維持してくれます。

【ホッシー】
7番アイアンのロフト角は28.5度の設定。「ローグ ST MAX」よりも1度寝ているぶん、球が上がりやすくなっています。

広いソールもミスヒットへの強さや球の上がりやすさに貢献

【ツルさん】
球の上がりやすさも、やさしさの要素のひとつとする意図でのロフト設定になっています。普段からアイアンの弾道が低い人には、「ローグ ST MAX OS」のほうが使いやすいと思いますよ。

【ホッシー】
まさに僕がそのタイプなんです(笑)。実際に「ローグ ST MAX OS」のほうがキャリーを出しやすく、安定して飛ばしやすかったですね。

【ツルさん】
端的に言うと、とにかくメチャやさしいアイアンです。前回の「ローグST MAX」も寛容性が高いモデルだったけれど、さらにその上を行くヘッド性能です。ただし、やさしさを重視した重心設計のせいか、僕はスイングしていてヘッドを重く感じました。「ローグST MAX」と「ローグST MAX OS」のどちらにするか迷っているなら、振りやすさとキャリーの出しやすさに注目して選ぶといいと思います。

ふだん球が上がりにくい人でも、キャリーで大きく飛ばせる性能。打点ブレへの強さもピカイチだ

■ 試打したクラブのスペック

キャロウェイ ローグ ST MAX OS アイアン
●番手(ロフト角):7番(28.5度) ●シャフト:ダイナミックゴールド 95 ●硬さ:S200

■ マイクラブ情報

ホッシー:キャロウェイ X FORGED STAR アイアン(2021年)
●番手(ロフト角):7番(29度) ●シャフト:NSプロ モーダス3 ツアー 105 ●硬さ:S

ツルさん:タイトリスト T100 アイアン(2021年)
●番手(ロフト角):7番(34度) ●シャフト:AMT ツアーホワイト ●硬さ:S300

■ ホッシー プロフィール

1978年生まれのGDO編集部員。以前に「ゴルフガレージ」で店舗スタッフをしていた経験があり、過去のゴルフクラブ情報にも詳しい。ドライバーのヘッドスピードは47m/sとアマチュアゴルファーにしては飛ばし屋。けれど、球が左右に散らばるのが悩み。持ち球は低めのフェードでアイアンも低弾道。平均スコアは95くらい。

■ ツルさん プロフィール

1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。ライフワークとして、日々ゴルフの最新情報を収集している。ドライバーのヘッドスピードは45m/s前後。たいていカラダのどこかしらの箇所が痛く、自由にスイングできないのが悩み。いつもスイング改造中。現在の持ち球は中弾道のフェード。

キャロウェイ
やさしさのワイドソール、高弾道で狙うMAX OS
発売日:2022/04/01 参考価格: 26,400円