「転がりが安定する独自の溝を搭載」イーブンロール ER7 パター
スムーズにストロークできて打感もいい
【ミーやん】今回お試しするのは、イーブンロールという新しいメーカーのパターです。これまでに『2バー・パター』などのヒット作を生み出してきたゲーリン・ライフ氏が手掛けているんだとか。ツルさんは、すでにこのパターを購入したと聞きましたが、本当ですか?
【ツルさん】海外では昨年から話題になっていて、僕は『ER2』というモデルを購入しました。ヘッド素材に303ステンレスを使ったミルドパターで、シンプルながらも高級感があります。いちばんの特徴は、フェースに採用されている独自のグルーブ(溝)です。芯を外して打ったときに、距離や方向性のバラツキを抑える効果があるそうです。ミーやんも、試してみてください!
【ミーやん】イーブンロールにはヘッド形状の異なる8モデルが用意されていて、今回試打するのは『ER7』というマレットタイプです。ヘッドは大きめですが、フェース部分は短く絞ってあるような形状になっていて、ヤボったさは感じませんね。ボールを打ってみると・・・、おや? ストロークがしやすいですね。
【ツルさん】そうなんですよ。長さ34インチでヘッドは370グラムと重めの設定。太めのオリジナルグリップはカウンターバランス設計になっていて、ヘッドの重さを感じずに安定感のあるスムーズなストロークができます。シャフトも含めた全体のバランスが、とてもいいパターなんです。
【ミーやん】この太いグリップは、力を入れなくてもしっかりと握れるのがいいですね。打感は適度に柔らかくて、しっかり「コツッ」と音がします。距離感を合わせやすく感じました。
【ツルさん】303ステンレスは、スコッティキャメロンなどの高級パターによく使われている素材ですが、フェースに彫られている独自の溝も影響もあって、ちょうどいい打感に仕上げられています。
【ミーやん】言われてみれば、距離感や方向性がいつもより安定しているような気がしますね。パターの振りやすさの影響なのか、溝の効果なのかは分かりませんが(笑)。
【ツルさん】正直言うと、僕もどちらの効果か分からないです(笑)。でも、確実に安定感はあるんですよね。実物を手にする機会があまりないパターだと思いますが、GDOショップでも取り扱いを開始したようなので、気になる人には購入して試してみてほしいですね。
■ 試打クラブのスペック
イーブンロール ER7 パター
ロフト角:2度、ライ角:71度
発売日:2017年5月、価格:税抜42,593円(税込46,000円)
■ マイクラブ情報
ミーやん:ピン スコッツデール アンサー2(ロフト角3度、ライ角:70度、長さ:34インチ)
ツルさん:テーラーメイド スパイダー ツアー ブラック(ロフト角:3.5度、ライ角:70度、長さ:34インチ)
■ ミーやん プロフィール
1978年生まれ、自分に合うクラブを求めて、片っ端から新製品の試打を行うエンジョイ志向のGDO編集部員。ヘッドスピード42m/s、持ち玉は低・中弾道のドローというか、むしろチーピン。チーピニストからの卒業を目指し、現在はスイングを改造中。
■ ツルさん プロフィール
1974年生まれ、シングルの腕前を持つ。とにかくボールを打っていたいギア好きのゴルフライター。メーカーの新製品発表会には出向くのはもちろん、毎年アメリカのゴルフ見本市「PGA SHOW」に行って最新クラブをチェックしている。ヘッドスピード46m/s、持ち玉は中・高弾道のドロー。