「最大級のやさしさを備えたフォージド」ヨネックス EZONE CB 501 フォージド アイアン
顔のいいフォージドなのに安定性が高い!
【ミヤG】
今回は、僕の大好物のフォージドアイアンですね。構えてみるとシャープ感があって、ビシッと打てそうな雰囲気です。でも、ヘッドをひっくり返してソールを見ると、ソール幅がけっこう広めなんですね。
【ツルさん】
ヨネックスから展開されているフォージドアイアンは、フェースの裏側にポケット形状を作って、そこにグラファイトの振動吸収材をはめ込んであるのが特徴です。この「EZONE CB 501 フォージド アイアン」は、これまでに用意されていた2つのモデルよりも、ヘッドがひとまわり大きく、ポケット部も広くとられていて、ソール幅も広くなっていますね。では、さっそくミヤGから試打をどうぞ。
【ミヤG】
自分が使っているマッスルバックよりも2度ロフトが立っているせいもあって、ちょっと飛びました。このアイアンなら、7番アイアンでコンスタントにキャリーで150ヤードを打てそうです。
【ツルさん】
このアイアンは、見た目以上にヘッドの安定性が高い! 自分ではスイング軌道がズレたと思った当たりでも、よじれるような球にはなりません。自分が想定している幅のなかに、球が飛んでいってくれるんです。ほんと、打ってみてビックリ! 自分でも使ってみたくなっちゃいましたよ。やさしいフォージドを使いたい人には、全力でオススメします。
【ミヤG】
僕も、このアイアンは左右のブレ幅が少ないように感じました。フォージドにしては、やさしく打てますよね。
【ツルさん】
軟鉄鍛造のアイアンとしては、最大級と言っていいぐらいの寛容性だと思います。メーカーの資料よると、ヘッドを低重心化して球が上がりやすく設計しているそうですが、重心深度も深くて、慣性モーメントが高そうな印象を受けました。ミヤGもマッスルバックじゃなくて、せめてこういうフォージドを使ったほうがいいと思いますよ!
【ミヤG】
でも、打感はやっぱりミズノのフォージドが好きなんですよねぇ。このアイアンの性能は気に入りましたが、なんだか打感がボヤけているような気がしまして。
【ツルさん】
クリスピーとも表現されるミズノのクリアな打感は、独特なんです。それと比べられると厳しいものがあります。「EZONE CB 501 フォージド アイアン」は、ポケット部にインサートされているグラファイト素材が効いていて、打感はかなりマイルドに仕上げられています。少しぐらい打点がズレても打感が変わらないので、むしろショットごとの微妙な感触の違いをシビアに感じずに済みます。そういう意味では、僕にはこういうアイアンのほうが打っていてラクですね。
■ 試打したクラブのスペック
ヨネックス EZONE CB 501 フォージド アイアン
●番手(ロフト角):7番(32度) ●シャフト:NSプロ モーダス3 ツアー 105●フレックス:S
■ マイクラブ情報
ミヤG:ミズノ MP-5 アイアン
●番手(ロフト角):7番(34度) ●シャフト:プロジェクト X ●フレックス:6.0(S+)
ツルさん:テーラーメイド P790 アイアン
●番手(ロフト角):7番(30.5度) ●シャフト:ダイナミックゴールド 105 ●フレックス:S200
■ ミヤG プロフィール
1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。もともとはスライサーだったが、最近はドライバーもアイアンも強めのドローが持ち球。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はテーラーメイドのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは43m/sくらい。
■ ツルさん プロフィール
1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。