新製品レポート

飛びとやさしさをプラスした軟鉄鍛造 本間ゴルフ TW747 Vx アイアン

2018/11/28 05:00
本間ゴルフの軟鉄鍛造アイアン「TW747 Vx」を試打レポート

【ミヤG】
本間ゴルフの「TW747 Vx」は、ヘッド素材がS20Cの軟鉄鍛造アイアン。前回試打したポケキャビの「TW747 P」と全体的なフォルムは似ていますが、トップブレードが薄めでシャープな雰囲気に仕上げられています。カッコイイですね!

フトコロ感がありつつ被って見えず、構えやすい。トップブレードは薄めでシャープな印象

【ツルさん】
球を包み込んで打てそうなフトコロ感がありつつ、フェースがカブって見えないところがいいですよね。個人的には、めちゃめちゃ構えやすく感じます。「TW747 P」と比べると、ほんの少しヘッドは小ぶり。けれど、本格的な他のアスリート向けフォージドよりはヘッド長があって面長な印象もあります。では、ミヤGから試打をどうぞ!

【ミヤG】
打感が気持ちいい~♪ 7番アイアンでロフト角30度というストロングロフトのおかげで、自分のアイアンよりも1番手飛ばせました。球の上がりづらさも感じないですね。

【ツルさん】
極端すぎないストロングロフト設定なので、ミヤGみたいに本格的なアスリート向けアイアンを使っていた人が手にしても違和感がないと思いますよ。ゴルフキャリアが長くて年齢とともに少し飛距離が落ちてきた人や、打感やヘッド形状にこだわりつつ今よりもラクに飛ばしたいという人にちょうど良さそうなモデルです。

【ミヤG】
コントロール性もいいですよ。少しやさしく打てる感覚がありながら、アイアンらしさが損なわれていないところが気に入りました。

【ツルさん】
抑えて打ってラインを出したりといったコントロールショットも問題なく打てます。この「TW747 Vx」が一般的なフォージドアイアンと違うところは、8番よりも上の番手のヘッドトゥ側にタングステンが10グラム入っているところ。確かに打ってみると、ヘッドが機敏に動きすぎず、フォージドアイアンにしては安定感があります。引っ掛けづらいのも特徴ですね。

【ミヤG】
今回の試打クラブに装着されている純正カーボンシャフトは、「TW747 P」の純正カーボンとは異なる「VIZARD IB-WF」というもの。これがまた振りやすいですよね。シャフトには85と表記されていますが、ヘッドスピードの速いゴルファーでもそのまま使えそうです。

【ツルさん】
ウェイトフローの番手別設計になっているシャフトです。80~90グラム台ながら球を押して打てる感覚があるので、これまでダイナミックゴールド S200を使っていた人でもスムーズに乗り換えられそうです。軽量なぶんヘッドスピードも上げやすいし、重量級スチールに比べるとかなりラクに打てます。このヘッドとシャフトの組み合わせは、とてもいいと思いますね。アスリートタイプのゴルファーで、ほんの少しのやさしさと飛距離を求める人には最適です!

フォージドアイアンの打感・操作性やカッコよさはそのままに、やさしさと飛距離をプラス

■ 試打したクラブのスペック

本間ゴルフ TW747 Vx アイアン
●番手(ロフト角):7番(30度) ●シャフト:VIZARD IB-WF 85 ●フレックス:S

■ マイクラブ情報

ミヤG:ミズノ MP-5 アイアン
●番手(ロフト角):7番(34度) ●シャフト:プロジェクト X ●フレックス:6.0(S+)

ツルさん:タイトリスト 718 AP2 アイアン
●番手(ロフト角):7番(33度) ●シャフト:ダイナミックゴールド 105 ●フレックス:S200

■ ミヤG プロフィール

1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。ドライバーはスライス、アイアンはドローが持ち球という変わりダネ。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はピンのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは42m/sくらい。

■ ツルさん プロフィール

1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。

本間ゴルフ
発売日:2018/11/16 参考価格: 142,560円