新製品レポート

球筋を操作しやすい簡単フォージド フォーティーン TC-560 フォージド アイアン

2018/12/05 05:00
フォーティーンからやさしく飛ばせる軟鉄鍛造「TC-560 フォージド アイアン」が登場

【ミヤG】
フォーティーンの新作アイアンは、けっこうヘッドが大きめ。バックフェースのキャビティもかなり深いですね。

大きめのヘッドだが、フォージドアイアンらしいシュッとした形状だ

【ツルさん】
でも、構えてみるとヘッドシェイプは“シュッ”とした感じなんです。ヘッド素材にはS45Cという強度の高いフォージドが使われていて、フェースを薄くすることで反発を向上しているそうです。では、今回もミヤGから試打をどうぞ!

【ミヤG】
構えてみるとライ角がフラットに感じましたが、しっかりとつかまった球が打てました。ヘッドの安定性が高くて、曲がりづらさも感じますね。やさしいアベレージ向けアイアンとアスリート向けのちょうど中間的な性能です。

【ツルさん】
7番のロフト角が29度なので、やはりロフトなりによく飛びます。芯を食った当たりだとフォージドらしい打感の良さもあります。ダウンブローに打ったときには、さすがに薄いフェースゆえの弾き感もありますが、心地よい初速感ともいえます。僕はこういう打感は嫌いじゃないですよ。

【ミヤG】
少しやさしいフォージドアイアンを使いたい人には、ちょうど良さそうなモデルです。僕もこういうアイアンを使えば、今よりもっとラクにゴルフができそうなんだけど(笑)

【ツルさん】
球筋を操作しやすいところも、この「TC-560 フォージド」の長所だと思います。ヘッドの安定感とコントロールのしやすさが、いい具合に同居しているモデルです。

【ミヤG】
無鉄砲に飛びすぎるわけではなく、違和感なく飛んでくれるのがいいですね。不満は何もないんだけど、なんとなくコレに買い替えようという気持ちになれないんだよなぁ。

【ツルさん】
使ってみると、扱いやすさを感じるモデルです。けれど、バックフェースのデザインがちょっと地味だし、優等生すぎるようにも思えるし、購買意欲を刺激するパンチ力がないんですよね。ミヤGの気持ちも、よく分かりますよ(笑)

ほどよい飛びとやさしさを持つ優等生。デザインを「地味」ととるか「シンプルで良い」ととるかは人それぞれ?

■ 試打したクラブのスペック

フォーティーン TC-560 フォージド アイアン
●番手(ロフト角):7番(29度) ●シャフト:NSプロ 950GH HT●フレックス:S

■ マイクラブ情報

ミヤG:ミズノ MP-5 アイアン
●番手(ロフト角):7番(34度) ●シャフト:プロジェクト X ●フレックス:6.0(S+)

ツルさん:タイトリスト 718 AP2 アイアン
●番手(ロフト角):7番(33度) ●シャフト:ダイナミックゴールド 105 ●フレックス:S200

■ ミヤG プロフィール

1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。ドライバーはスライス、アイアンはドローが持ち球という変わりダネ。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はピンのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは42m/sくらい。

■ ツルさん プロフィール

1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。

フォーティーン
発売日:2018/10/12 参考価格: 129,600円