構えやすくて打感もいいオデッセイの高級ライン トゥーロン サンフランシスコ パター
【ミヤG】
「トゥーロン」というのは、オデッセイの新しいシリーズなんですね。少し光沢がありつつ深みのあるチャコールブラックのヘッドは、高級感があってとてもキレイです。
【ツルさん】
もともとテーラーメイドでパターを開発していたショーン・トゥーロン氏が、独立して起こしたのがパターメーカーの「トゥーロン デザイン」。2016年にキャロウェイがそれを会社ごと買収して、ついにオデッセイから「トゥーロン パター」という新ラインが登場することになりました。価格帯からして、おそらく“打倒・キャメロン”のシリーズなんでしょう。
【ミヤG】
インサートのない金属フェースで、打つと「コツッ」という高めの音がします。キャメロンっぽい高級そうな打音です(笑)
【ツルさん】
「トゥーロン パター」は303ステンレスの削り出しヘッドで、フェース面にはひし形の細かいミルドが入れられているのが特徴です。音はするけど、硬さは感じません。打音のするモデルのほうが距離感を出しやすい人にとっては、いい打感だと思います。
【ミヤG】
「サンフランシスコ」というモデル名のヘッドは、オデッセイでいうと「#9」に近いですよね。難しいのかと思いきや、意外と打ちやすいです。
【ツルさん】
ヘッドの形状的には、トウ側に高さがあるハイ・トウになっているのが特徴です。打つ前は「#9」の派生モデルだろうと思ってナメていましたが、打ってみてビックリ。なぜか分かりませんが、テークバックをスッとまっすぐに引くことができて、とてもスムーズにストロークできます。
【ミヤG】
純正グリップのフィット感もいいですよね。左手部分が太めのピストル型で、すんなり握りやすいです。
【ツルさん】
それに、ヘッドの据わりがめちゃいいんです! ライ角が変わってもフェースの向きが変わりません。見た目や仕上げが高級なだけじゃなくて、パターとしての完成度も高いです。買って使ってみたくなったけど、このパターの唯一の短所は、気軽に買える値段じゃないことです…。
■ 試打したクラブのスペック
オデッセイ トゥーロン サンフランシスコ パター
●長さ:34インチ
■ ミヤG プロフィール
1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。ドライバーはスライス、アイアンはドローが持ち球という変わりダネ。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はピンのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは42m/sくらい。
■ ツルさん プロフィール
1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。