コールハーン オリジナルグランド ツアー ゴルフ WPを試し履き「特別感のある一足」
GDO社員3人(シューズマニア室井、バイヤー塩田、編集部員柴田)が新作ゴルフシューズを試し履きする企画の2022年・秋冬モデル編。今回は、コールハーンの「オリジナルグランド ツアー ゴルフ WP」を試し履きした。
目次
- シューズマニア室井「オシャレを楽しむことをメインに選ぶのはアリ」
- シューズマニア室井が1分動画で解説
- バイヤー塩田「きっとゴルフ場で一番目立つ」
- 編集部員柴田「価格なりの価値がある一足」
- 商品スペック&フォトギャラリー
シューズマニア室井「オシャレを楽しむことをメインに選ぶのはアリ」
「一体どんなシューズなんだろう」。そう思っていたゴルファーは少なからずいるハズです。私もその一人で、ビジネスカジュアルとしてコールハーンを愛用してきたし、現在も何足か所有していますが、ゴルフシューズは全くイメージがつきませんでした。見た目は、いつものコールハーンにスパイクが付いただけ?というぐらい違和感なし。
履いてみるといつもの履き心地…と思いきや、クッション性がバッチリ。インソールがスポーツ設計になっており適度な厚みと柔らかさがありますが、歩行時に若干の突き上げを感じます。グリップ力はしっかりあって問題なし。ソールが厚く重心は高めなので、安定感を優先するゴルファーは気になるかもしれません。
スポーティなデザインが当たり前になってきた近年のゴルフシューズにおいては、オシャレを楽しむ事をメインに選ぶって改めてアリだなって感じさせるモデルです。(室井)
シューズマニア室井が1分動画で解説
バイヤー塩田「きっとゴルフ場で一番目立つ」
コールハーンといえばカジュアルシューズとしてご存じの方が多いのではないでしょうか。2021年3月にゴルフに参入して以降、少しずつゴルフ業界でも認知されてきており、オシャレ感度の高いゴルファーが続々と履き始めている印象です。
さすがシューズメインのメーカーとあって、オシャレだけではなくしっかりと考えて作られています。履いた時に一瞬フワッと、足裏に沿って吸い付くような感触のインソールが何とも気持ち良いです。アッパーは初め硬く感じますが、牛革を使用しているので履く回数が増えるほど馴染んでいくことでしょう。
ソールの柄がとても目立ってオシャレ。クリアプレートで覆われているため、柄、色味に加えて、光が綺麗に反射するのでフィニッシュ時に後方から撮影してもらえば写真映えすること確実です。4色展開の中でも、ぜひ一番派手なこの「ブラック×オプティックホワイト」にチャレンジしてみてほしいです。きっとゴルフ場で一番目立って、靴について声をかけられることでしょう。そんな特別感のある一足です。(塩田)
編集部員柴田「価格なりの価値がある一足」
華やかでトラディショナルな装飾をまとったウィングチップのゴルフシューズ。一足は持っておいて、いつか“ここぞ”というラウンドの時に投入したいですよね。履くだけで自然と襟を正しちゃうから不思議です。このカラーのほかにざっくり、ホワイト、ブラック、ライトグレーの3色がラインアップされていて、いずれもクールな単色。また、このバイカラーだけソールがカモフラ柄と攻めたデザインになっています。ちょっと奇抜すぎると感じる方は、ほかのカラーを手に取ってみてほしいです。
デザイン性を重視したゴルフシューズは機能面がおざなりになることがありますが、これはそんなことはありません。見た目の印象よりも全体的に軽くて柔らかく、レース(紐)タイプながらアッパーが牛革ということもありしっかりフィット感もあって、甲部分の当たりが優しくて気持ちいいです。インソールは柔らかめで、硬めのスポンジに足を乗せているような吸着感があります。ただ、少し滑る素材なのでソックス選びは慎重に。
しっかりと厚みのあるアウトソールには、7つの鋲のほかに5~8mm大の小さな突起がまんべんなく散りばめられており、しっかりと芝を噛むのでグリップ力も問題ありませんでした。この手のシューズは見た目の印象で、重そう、硬そう、疲れそう、となりがちですが、実際にそんなことは全くありませんし、税込3万8500円とゴルフシューズとしては比較的、値は張りますが、それなりの価値がある一足だと思います。(柴田)
商品スペック&フォトギャラリー
●タイプ=紐タイプ
●鋲タイプ=ソフトスパイク
●カラー=オプティック ホワイト/ナチュラル、ブラック/ナチュラル/クワイエット シェード、ブラック/オプティック ホワイト、オイスターマッシュルーム/サニーライム/オプティック ホワイト
●素材=アッパー素材/牛革、ライニング素材/ファブリック、アウトソール素材/ラバー
●幅=D相当
●対象=メンズ
■ GDO室井 プロフィール
GDOゴルフショップの新規事業担当。シューズ愛は中学時代の「エア ジョーダン」シリーズから始まり、学生時代には定期テストの時間が余ると問題用紙のウラにシューズの絵を描いて時間を潰していた。自宅の部屋に靴屋を真似たディスプレイ棚を設置し、それを見に来るだけの友人がいたほど。現在も約60足のシューズを所有している。
■ GDO塩田 プロフィール
GDOゴルフショップバイヤー。担当範囲はゴルフギア、シューズ、距離測定器等と多岐にわたる。ラウンド前には必ずコースレイアウトやコース設計家を確認し、マッチするシューズを選んでイメトレをするのが楽しみ。所有シューズは普段履きよりもゴルフシューズの数の方が多い。
■ GDO柴田 プロフィール
紆余曲折を経てGDO編集部へ。188㎝と長身で主に選ぶシューズは27.5㎝だったが、リモートワークが続き、むくみが解消されたせいか足が小さくなり27cmになった。公私含め年間約30ラウンドをこなし、ゴルフシューズは年に一度は履き替えるアベレージゴルファー。
2022年秋冬モデル 記事一覧
- 2022-10-31プーマ GS ファストを試し履き「ゴルフ場でしっかり目立てる」
- 2022-10-17ニューバランス UGB574 ボアを試し履き「ブランドを象徴するような一足」
- 2022-10-10コールハーン オリジナルグランド ツアー ゴルフ WPを試し履き「特別感のある一足」
- 2022-10-03ミズノ ジェネム プロ GTX ボアを試し履き「革新的な緩まないワイヤー設計」
- 2022-09-26プーマ イグナイト ARTICULATE ディスクを試し履き「低重心の安定設計はもはやお家芸」
- 2022-09-16アディダス コードカオス22 ボアを試し履き「アディダス“また、やったな”」
- 2022-09-12フットジョイ プロSL スポーツ ボアを試し履き「新アッパーが前作以上の軽快さ」