ニューバランス UGB574 ボアを試し履き「ブランドを象徴するような一足」
GDO社員3人(シューズマニア室井、バイヤー塩田、編集部員柴田)が新作ゴルフシューズを試し履きする企画の2022年・秋冬モデル編。今回は、ニューバランスの「UGB574 ボア」を試し履きした。
目次
- シューズマニア室井「幅広いゴルファーを許容する優しさ」
- シューズマニア室井が1分動画で解説
- バイヤー塩田「足に吸い付くようなフィット感」
- 編集部員柴田「ブランドを象徴するような一足」
- 商品スペック&フォトギャラリー
シューズマニア室井「幅広いゴルファーを許容する優しさ」
ソフトな見た目を裏切ることはなく、軽量(375g/片足27.5cm)で柔らかい仕上がり。ニット系でもないのに、このソフト感は幅広いゴルファーを許容する優しさを感じます。完成度は高く、良い意味で特徴があまりないモデルといった印象です。
サイズ感は指周りがやや細めで、どこか一部分が主張し過ぎることはなく、フィット感も問題ありません。特に歩行時の軽快感が印象的で、靴擦れに悩まされたことがあるゴルファーにも安心して勧められます。
気になる点は、鋲の突き上げがやや強めで歩行時に目立って感じられること。一方で、フィニッシュで前によろけたり、カカトから後方へ体重が残り過ぎてしまったり荷重がバラつくゴルファーには、この突き上げのおかげで体重を預けるポイントが分かりやすく逆に安定するかも…とも思います。(室井)
シューズマニア室井が1分動画で解説
バイヤー塩田「足に吸い付くようなフィット感」
ニューバランスの「574」といえば、カジュアルシューズとしても定番なので知っている人は多いのではないでしょうか。スニーカー同様にシンプルですが、アクセントカラーが入ったりとニューバランスらしいスタイリッシュな見た目は万人に受けることでしょう。
足を入れてみてビックリしたのが、足に吸い付くようなフィット感。単純に幅が細いからフィットするということではなく、足全体に気持ち良さが感じられます。これこそが日本人の足に合わせたラスト、ワイズを採用した結果なのでしょう。正直、期待値を遥かに超えてきたため、履いた瞬間に「おおっ!」と思わず声が漏れたほどでした。
ただ、細目であることには変わらないので、普段4Eなどの幅広タイプを好んで履いている人はしっかりと試し履きしてみてほしいです。また、アウトソールの鋲は6個と少なめですが、若干の突き上げを感じるものの、気になるほどではありません。ツアー系シューズが好きだけどガッツリなのはちょっと…かといって、ニット系のカジュアル系は苦手…という人には、丁度良く感じられるシューズではないでしょうか。(塩田)
編集部員柴田「ブランドを象徴するような一足」
ファッションデザイナーのラルフ・ローレン氏がニューバランスのスニーカー「1300」を初めて履いた際に、「まるで雲の上を歩いているようだ」と表現したことはあまりに有名。今作はシンプルなデザインに大きな「N」マークといい、まさに「ニューバランスってやっぱりコレだよな」と思わせてくれるブランドを象徴するような一足ではないでしょうか。
雲の上は歩いたことがないので分からないですが、芝の上でもアスファルトの上でも軽快さと歩きやすさはバツグンでフィット感は言わずもがな。優しい、心地いい、気持ちいい、なんていう表現がマッチする一足です。鋲の突き上げ感がやや気になり、疲労感を0.5pt下げましたが全くの許容範囲です。
安定感はハードヒッターにはやや不安がありそうですが、一般的なアマチュア男性はもちろん、特にご年配の方や女性、とにかく軽くて柔らかくて楽なシューズがいいという人におすすめしたいモデルです。(柴田)
商品スペック&フォトギャラリー
●締め付けタイプ=ダイヤルタイプ
●鋲タイプ=ソフトスパイク
●素材=人工皮革
●重さ=375g(片足27.5cm)
●サイズ=22.5~28㎝(0.5cm刻み)、29cm
●幅=EE
■ GDO室井 プロフィール
GDOゴルフショップの新規事業担当。シューズ愛は中学時代の「エア ジョーダン」シリーズから始まり、学生時代には定期テストの時間が余ると問題用紙のウラにシューズの絵を描いて時間を潰していた。自宅の部屋に靴屋を真似たディスプレイ棚を設置し、それを見に来るだけの友人がいたほど。現在も約60足のシューズを所有している。
■ GDO塩田 プロフィール
GDOゴルフショップバイヤー。担当範囲はゴルフギア、シューズ、距離測定器等と多岐にわたる。ラウンド前には必ずコースレイアウトやコース設計家を確認し、マッチするシューズを選んでイメトレをするのが楽しみ。所有シューズは普段履きよりもゴルフシューズの数の方が多い。
■ GDO柴田 プロフィール
紆余曲折を経てGDO編集部へ。188㎝と長身で主に選ぶシューズは27.5㎝だったが、リモートワークが続き、むくみが解消されたせいか足が小さくなり27cmになった。公私含め年間約30ラウンドをこなし、ゴルフシューズは年に一度は履き替えるアベレージゴルファー。
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