「安心してください！履いてますから」ってぐらい軽くて薄め ミズノ「ジーエムスタイルボア」試し履きレポート

最新ゴルフシューズを気ままにレビューする季節もの連載。ゴルフテックコーチ・300ヤードヒッターの稲場智洋が、スイング技術担当として加入。シューズマニア室井、元中古ショップ店長の桂とともに新シューズ3兄弟を結成した。「25秋冬モデル編」の第8回はミズノ「ジーエムスタイルボア」だっ！

目次

• フラッグシップ「GENEM」の軽量仕様
• 軽量なのにチープじゃない！包み込むような履き心地
• 足と地面の距離が近くて、フワフワしていない！
• 日本人の足幅にあった3E、4E
• 気になるサイズ感は？
• 3人の評価はいかに
• 製品スペック

フラッグシップ「GENEM」の軽量仕様

【桂】
今回、試し履きするのはミズノ「ジーエムスタイルボア」です。

【室井】
“ジーエム”ということはアレですか？

【桂】
そうです。ミズノのフラッグシップモデルである「ジェネム（GENEM）」のジーエム（GM）です。「ジェネム」のアウトソールを踏襲した新ソール設計で、快適性を重視するために軽量化しました。

【稲場】
重さはどのくらいですか？

【桂】
約330グラム（25cm・片足）です。ミズノにはもっと軽い超軽量シューズもありましたので、「ジーエムスタイルボア」はスタンダードな軽量シューズです。

軽量なのにチープじゃない！包み込むような履き心地

【室井】
今まで軽量シューズはたくさん履いてきましたが、軽量シューズはどうしてもチープさが出やすい。アッパーが薄かったり、クッション性がなかったり。でも、「ジーエムスタイルボア」はチープ感が一切ありませんでした。

【桂】
その要因は何でしょうか？

【室井】
履いたときに適度なクッション性があって、足を包んでくれます。これは今までの軽量シューズにはなかった感覚ですね。ミズノの企業努力を感じました。

【稲場】
インソールとアッパーが柔らかいので足を包み込んでくれます。シュータンが長いので足首付近までサポートしてくれます。

足と地面の距離が近くて、フワフワしていない！

【桂】
アスリートゴルファーやパワーヒッターでも大丈夫そうですか？

【稲場】
アウトソールが薄めなので、足と地面の距離が近く地面反力を感じやすい。そこはアスリートゴルファー向きだと思います。

【室井】
最近のゴルフシューズで“フワフワ系のインソール”が苦手な人には、これくらいのインソールがちょうどイイと思います。

【桂】
ラウンド中は歩きやすかったですし、このシューズなら走れそうなくらいでした。

【室井】
これはダッシュできますよね。履きやすくて、軽いので、履いていないんじゃないかと思うくらい違和感がなかった。でも安心してください、ちゃんと履いてますから（笑）。

日本人の足幅にあった3E、4E

【桂】
ミズノは最近3E、4Eという幅が広いシューズを展開しています。「ジーエムスタイルボア」は3Eがスタンダードですが、4Eタイプもあります。

【室井】
ミズノの良いところですよね。日本人に多い幅広さんの需要に応えています。

【稲場】
横幅が広いほうが、ヘッドスピードの速い人や、左右の体重移動を使って飛ばす人の足元は安定しやすい。その点では日本人の足だけではなく、日本人のスイングタイプにも合っています。

気になるサイズ感は？

【桂】
幅広の3Eだったので、私はハーフサイズ落として27センチでした。

【稲場】
僕もハーフサイズ落としましたが、それでも余裕があったので、1サイズ落としても良かったかなと思いました。

【室井】
私もハーフサイズダウン。3E、4Eになるとハーフサイズ下げるのが良いと思います。

3人の評価はいかに

製品スペック

●発売日：発売中
●鋲タイプ：スパイクレス
●締め付けタイプ：ダイヤルタイプ
●アッパー素材： 人工皮革、合成繊維
●重さ：約330g（片足25cm）
●サイズ：24.5cm～28.0cm
●幅：EEE相当
●カラー：ホワイト／ブルー、ホワイト／ブラックカモ

撮影／有原裕晶
撮影協力／ベルセルバカントリークラブ 市原コース