初心者向けクラブ選び

ドライバーの選び方

2019/03/26 13:00

最も遠くに飛ばせるクラブ

最新ドライバーは飛距離性能やミス軽減など特徴は様々

ゴルフクラブはパターを除くとウッドとアイアンに分けられ、一般的にウッド形状のクラブはアイアン形状のクラブよりも飛距離を出しやすく作られています。ウッドの中で最もボールを遠くに飛ばせるクラブがドライバー(1W)です。初心者が「自分に合った」ドライバーを見つけるポイントは3つあります。

自分の体力に合わせた重さと長さを

まずはクラブの重さ。一般的に重すぎると振り切ることができず、ボールが曲がる原因になりがちです。逆に軽すぎるとスイングが不安定になり、これもミスの原因になります。初心者が購入する際は少し重めのクラブを選び、体にしっかり合ったスイングができるかどうかを確認しましょう。重さの目安としては総重量300g前後が適当です。スポーツ経験があり、パワーがある人なら305g以上、あまり力に自信がない人は300g未満のものを選んでみてください。

クラブの長さも重要な要素です。長ければ長いほど飛距離が出る作りになっていますが、ドライバーの芯に当てるのが難しくなります。初心者は45インチ台の長さがちょうど良いでしょう。

シャフトの硬さも合わせて

シャフトもクラブ選びの大事なポイント

ドライバー選びでもうひとつ重要なポイントがシャフトです。最近のドライバーはシャフトを簡単に交換でき、シャフトだけでも販売しています。長さや硬さ、重さが自分に合ったものを使うことで飛距離が伸びたり、曲がるミスの軽減などにつながります。

ただ、初心者が最初から自分に合ったシャフトを見つけるのは難しいものです。そこで、最低限チェックしてほしいのが硬さです。シャフトの横に「R」(レギュラー=通常)、「S」(スティフ=硬め)などと表記されています。 硬いシャフトを使いこなすには、スイングしたときのヘッドスピード(男性アマチュアの平均は一般的に40m/s前後と言われています)がある程度以上必要です。スポーツ経験や体力に自信のある場合以外は、Rを選ぶと良いでしょう。

ロフト角(打球面の角度)は10度以上

ドライバーをはじめ、ウッドやアイアンもクラブヘッドを地面につけてみると、どれも打球面(フェース)には地面から垂直な線に対して上向きになる角度がついています。これが「ロフト角」です。

ドライバーは10度前後の角度がついています。ロフト角を調整できる機能がついたクラブも増えています。また、メーカーによっては表示ロフトと実際のロフト(リアルロフト)に差がある場合もあります。

一般的に初心者は球が上がったほうがナイスショットになるケースが多いので、ある程度ロフト角が大きい、10度以上のクラブをおすすめします。

性能を調べて自分に合ったドライバーを

3つのポイントを踏まえた上で、ショップや練習場で実際に試打してドライバーを選ぶのもひとつの方法です。最近のクラブは、ヘッド部分に最新テクノロジーを搭載し、飛距離アップやミスを軽減してくれる工夫が施されています。特にドライバーはその進化が早く、新しいクラブほどいろいろな要求を満たすような作りとなっています。実際に手に取って、気持ち良く打てるドライバーを選んでみてください。