ゴルフボールの選び方
どんなボールを選べばいいの?
ゴルフは他のスポーツと違って、ボールの選択肢がとても多いスポーツです。ゴルフを始める人にとって、何がどう違うのかは見た目だけでは分かりません。ここでは、どんなボールがあるのか、コースにはどれくらい持っていったら良いのかなどを説明します。
初心者にはディスタンス系がおすすめ
ボールは大きく2種類に分けられます。飛距離性能を重視するディスタンス系ボールと、スピン性能を重視するスピン系ボールです。ゴルフボールは何層かに分かれた構造になっています。大別すると、外の層が硬くて中のコアが軟らかいものが飛距離を出しやすいディスタンス系、外側の層が軟らかく、中の層に硬さを持たせることでスピンがかかりやすいのがスピン系です。
プロや上級者はスピン量をコントロールし、ボールを狙った位置に止めたり転がしたりするので、スピン系のボールを使用する人が多いようです。一方、ディスタンス系はスピンがかかりすぎることなく、ボールの性能通りに飛ぶので初心者にはおすすめです。
価格は、スピン系ボールでプロ仕様となると1個700円を超えるものもあります。1ラウンドで使用する個数を考えると、かなり高価です。初心者のうちはボールをなくすことも考え、手ごろに購入できるディスタンス系を選ぶのが良いでしょう。
最近はカラフルな色のバリエーションも増えてきました。性能に違いはないので、自分の好みの色を選んでください。ちなみにコースで一番目立って探しやすいのは白色です。
ロストボール
ゴルフショップのボールコーナーに行くと、少し汚れたり、傷ついたりしたボールを売っているコーナーがあると思います。これらはロストボールと呼ばれ、過去にゴルフ場で誰かがなくしてしまったボールを再利用しているもので、比較的安く手に入ります。ボールに費用をあまりかけたくない、またはショートコースなどの練習用にしたいという場合には良いでしょう。ただ、見た目はきれいでも、ボールの内側の性質が落ちていることもありますのでご注意を。
コースにはたくさんボールを持っていくこと
テニスや野球と違ってゴルフの場合、初心者はボールがたくさん必要になります。ゴルフコースに配された池や谷、林などへ打ち込んでしまうと、1ホールで何球もなくしてしまうことが少なくありません。
初めてゴルフ場に行くときは最低でも1ダース(12個)、ペナルティエリアの多いコースなら20個以上は用意した方が良いでしょう。また、他の人のボールと間違わないようにサインペンなどで印を書いて、区別できるようにしておきましょう。