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最新ドライバーじゃなくても大丈夫!?中古ショップには名器がいっぱい

2010/11/25 10:00
藤田寛之、谷口徹が長く愛用した「ヤマハ インプレスX 425V」と、7年以上も前のモデルだが、未だに人気の高い「テーラーメイド R510TP」

最近のドライバー新製品の傾向として、ちょっと小振りなヘッドのドライバーが増えてきた。今までヘッド体積はドンドン大きくなってきたが、ルール規制によって最大値460ccと決められてしまった。その為大型化にも歯止めがかかり、異形ヘッドも一段落してきた。そしてヘッド大型化、異形化などのわかりやすいクラブの進化が止まり、今は各メーカーは対象ターゲットを絞ることで特色を出してきている。

実際プロもみんながみんな以前のように最新モデルを使用しなくなり、ルール規制目一杯の460ccではない、小振りヘッドが最新モデルとして出てきている。実はプロや上級者は、球筋を操りたいと言う場合は、460ccでなくて小振りヘッドのが操作性もいい、打感もしっかりしている。重心深度も浅く出来て、重心距離も短くできて、操作性がよく、低重心に作りやすい。

プロのリクエストにより、最新技術を使ってより対象を絞ってラインナップしてきているのだ。逆にヘッドスピードが非常に速いプロは、大型化によるデメリットを受けることがある。一般アマチュアに対してのお助け機能が、逆に作用するのだ。

ドライバーは技術革新が一番激しいクラブ。それでも、3年は賞味期限があると言われている。今一番あなたに合ってるクラブは最新モデルでは無いのかもしれないなんてことが、起こり得るかもしれない。

実際中古ショップに行くと、歴史的に名器といわれる現役クラブに出会うことが出来る。時間に耐えるために必要なのは、なんといっても飛距離性能。

たとえば「ヤマハ インプレスX 425V」は、藤田寛之や、谷口徹が最新モデルが出ても3年近く使い続けた。このモデルの魅力は超低重心と操作性のよさ、あまりに使い続けた為、今年は425ccのモデル(インプレスX V201ツアー)をプロの為にわざわざ作ったという裏話があったりする。425Vの高い性能は口コミとなり、中古でも未だに品薄だそうだ。

ヤマハのクラブは3年だが、もっと凄いのは「テーラーメイド R510TP」。つい最近まで伊沢利光プロが使っていたという噂。こちらも400cc低重心のヘッドで、アメリカのプロもR9(実は400ccしか容量がない)が出るまで使い続けていたという名器です。こちらにいたっては発売から7年以上経過している。残念ながら綺麗な物はもう少なくなっているが、見つけたら迷わずゲットして欲しい一品だ。